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ロジクールのレーザーコードレスマウス「MX1000」製品版が入荷!販売は15日開始

2004年10月14日 22時58分更新

文● 水野

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 これまでのLEDに代わりトラッキングにレーザー光を使用、左右スクロールも可能なホイールを搭載――と、新機軸を満載し注目を集めているロジクールの新型コードレスマウス「MX1000」。明日15日から販売が始まる予定だが、発売日を前に一部ショップではすでに製品版が入荷している。

「MX1000」
ロジクールの新型コードレスマウス「MX1000」製品版パッケージ。明日15日(金)から販売開始だ

 同社製マウスは高級高性能の“MX”シリーズと低価格の“Click!”シリーズという2つのラインに分かれているが、「MX1000」は“MX”シリーズの最新モデルとなる。最大の特徴は、前述したようにアジレント・テクノロジーズ社との共同開発によるレーザー技術をマウスとして初めてトラッキングに採用していること。これにより、従来のLED方式に比べセンサーの感度は20倍向上、透明なガラスと鏡を除くほとんどすべての物体の表面で操作が行なえるようになったという。そのレーザー式センサーで“MXエンジン”が最大6469回/秒のスキャンを行い、データは独自開発の無線技術“FastRFテクノロジー”により受信機に送信される。解像度は800dpi。

前モデル「TrackIR2」 レーザー照射部
本体。「MX900/700/510/500」の共通デザインから一新されているレーザー照射部。ちなみにレーザー光は人間の目には見えない波長のものだ

 本体形状も「MX900/700/510/500」の共通デザインから一新。サイズは130(W)×44(D)×72(H)mm。ホイールは傾けることで左右スクロール操作が可能な“チルトホイール プラス ズーム”。ホイールを押すことでズームモードに切り替わるようになっており、ホイールの回転で文書や画像ファイルの拡大/縮小の操作が可能となる。同社によるこの機構は今年7月に発売となった「Cordless Click! Plus Optical Mouse」で初めて採用されたもので、“MX”シリーズ製品に搭載されるのはこれが初となる。
 また、ボタン配置も全面的に変更。押すだけで上下スクロールが可能な“クルーズボタン”は「MX900/700/510/500」のボタン形状から前後一体のシーソー形状となり、ホイールを囲む形で配置。ホイールの手前に置かれていた“アプリスイッチボタン”は親指の位置に移り、ウェブブラウザーの“進む”“戻る”やWord/PowerPointでページ移動に利用できる“ユニバーサル フォアード&バックボタン”と一体化されている。左右クリックボタンとあわせ、ボタン数は計8つ。全体の印象は、「MX900/700/510/500」に対し高さが増した分、やや指を深く曲げた形で手に収まる感覚。かつボタン群がやや手前に近づいているのか、手の小さい人にも使いやすそうに感じた。

“チルトホイール プラス ズーム” “アプリスイッチボタン”
ホイールは傾けることで左右スクロール操作が可能な“チルトホイール プラス ズーム”。“MX”シリーズでは初採用“アプリスイッチボタン”は親指の位置に移り、“ユニバーサル フォアード&バックボタン”と一体化

 電源は「MX700」のニッケル水素充電池2本から、本体内蔵となるリチウムイオン充電池に変更。受信機を兼ねた充電器である“ベースステーション”上に置くことで充電される点は同様だが、約4時間のフルチャージ時で約21日間、約10分のクイックチャージで約1日間の使用が可能となっており、それぞれ約10日間、約2時間だった「MX-700」に比べ大幅に使用可能時間が延びている。それだけでなく、本体底面には電源スイッチが新設されており、使用しない際は電源を切って電池を節約することも可能となっている。なお、センサーから照射されるレーザー光は人間の目には見えない波長であるため、電源が入っているかどうかセンサーを見て確認することはできない。それを補う意味もあってか、本体上面には電池残量を確認できるインジケーターが設置されている。

 “ベースステーション”もデザインが変更されているが、唯一残念なのはACアダプタが“ベースステーション”に直接接続する方式になり、USBケーブルとあわせ2本のケーブルが“ベースステーション”から出るようになってしまったこと。「MX700」ではPC側のUSBコネクタにACアダプタを接続し、USBケーブルと電源ケーブルが一本にまとめられて“ベースステーション”につながるというすっきりした仕組みだっただけに惜しいところだ。

“ベースステーション” 充電
“ベースステーション”もデザイン変更本体を置いて充電状態にするとこのようなスタイルに

 インターフェイスはUSB1.1で変換アダプタによりPS/2にも対応。“ベースステーション”のケーブル長は150cm。本日製品版が入荷したTSUKUMO eX.での予価は9980円。このほか明日15日にはアキバ全域で一斉に販売が始まるものと思われる。

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