XGI Technology製GPU“Volari”シリーズのローエンドモデル、“Volari V3XT”を搭載するビデオカードが登場した。先月末に登場した“Volari V8”カードと同様、XGI Technology純正のリテールパッケージで、代理店はアスク。VRAM64MB版と128MB版の同時発売となっている。
「Volari V3XT」。“Volari”シリーズのローエンドモデルだ |
GPU“Volari V3XT”は、ローエンド製品とはいえ上位モデルと同様、“Vertex Shader 2.0”や“Pixel Shader 2.0”をサポートし、DirectX9.0に対応。MPEG2デコーダを内蔵しHDTV(デジタルハイビジョンTV)出力に対応する。ピクセルパイプライン数は2で、メモリインターフェイスは64bit。最大VRAM容量は128MBとなっている。アスクのウェブサイトによると、コア/メモリクロックは250MHz/200MHz。
カード本体。ヒートシンクのみのファンレス仕様だ | インターフェイスはDVI、D-Sub、S-Video | |
VRAMチップはhynix製のDDR SDRAM | 上位モデルと同様HDTV出力に対応し、S-Video/コンポーネントHDTV変換ケーブルが同梱 |
今回登場した搭載カードは、製品名はGPUと同じく「Volari V3XT」。64MB版と128MB版では特に外観上の違いは見られず、ヒートシンクのみのファンレス仕様。インターフェイスはDVI、D-Sub、S-Videoとなっており、S-Video/コンポーネントHDTV変換ケーブルが同梱。搭載するVRAMチップはhynix製のDDR SDRAM。価格は64MB版がフェイスで5470円、128MB版がフェイスで6970円、TSUKUMO eX.で7080円。HDTV出力が可能な低価格ビデオカードとしては注目の製品といえよう。
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