このページの本文へ

インテル、EM64Tに対応した『インテル C++コンパイラ 8.1』など開発ツール群を発表

2004年10月05日 20時55分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

インテル(株)は5日、ソフトウェア開発者向けに、64bit拡張テクノロジー“インテル エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ”に対応したアプリケーション開発ツールとして、C++/Fortanコンパイラー、ライブラリー、処理性能解析ツールを発表した。

ラインアップは、『Windows版インテル C++コンパイラ 8.1』、『Linux版インテル C++コンパイラ 8.1』、『Windows版インテル Visual Fortranコンパイラ 8.1』(プロフェッショナル・エディション、スタンダード・エディション)、『Linux版インテル Fortranコンパイラ 8.1』、『インテル インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ 4.1』、『インテル マス・カーネル・ライブラリ 7.0.1』、『インテル VTune パフォーマンス・アナライザ 7.2』。対応OSはWindowsとLinux。

エクセルソフト(株)を通じて販売し、価格は、C++コンパイラ 8.1が5万7750円、Visual Fortranコンパイラ 8.1のプロフェッショナル・エディションが17万6190円、同 スタンダード・エディションが6万8250円、Fortranコンパイラ 8.1が9万3450円、インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ 4.1が2万9400円、マス・カーネル・ライブラリ 7.0.1が5万7750円、VTune パフォーマンス・アナライザ 7.2が9万8700円。

製品パッケージ
『Linux版インテル C++コンパイラ 8.1』

同社の開発ツールは、32bitアーキテクチャーのSSE3やNetBurstをはじめとする同社製のプロセッサーアーキテクチャーに最適化されているのが特徴。今回発表した製品はEM64Tに対応したほか、既存の主要な開発環境に統合できるようになっており、最適化では、プロファイルを利用し最適化(PGO)やプロシージャー間の最適化(IPO)、自動並列化、ベクトル化、OpenMPなどもサポートしている。従来製品より安定性やパフォーマンスも向上しており、コンパイル時間も短縮されている。

C++コンパイラ 8.1では、Windows版はMicrosoft Visual Studioにプラグイン可能で、Visual C++のアンマネージド・コードとソース/バイナリー互換。“ハイパー・スレッディング・テクノロジ”を利用したマルチ・スレッド・アプリケーションの作成に対応し、“コード・カバレッジ・ツール”などのテストツールの機能も強化されている。アプリケーションプロセッサー(PXA25x/26x/27x)に対応した『Microsoft eMbedded Visual C++版インテル C++コンパイラ』(対応OSはWindows CE .NET/3.0、Windows Mobile Platforms 2003など)も同梱される。Linux版はgcc/g++ 3.2以上とソース/バイナリー完全互換で、統合環境(IDE)として“Eclipse”が同梱される。Fortranコンパイラ 8.1は、Fortranコンパイラ 7.1と『Compaq Visual Fortran』の機能が統合されており、OpenMP 2.0もサポートしているのが特徴。プロフェッショナル・エディションはライブラリー『IMSL Fortran 5.0 Library』を同梱したパッケージとなる。

ライブラリーには、インテル インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ(インテルIPP)とインテル マス・カーネル・ライブラリ(インテルMKL)が用意される。インテルIPPは、フィルタリング/解析などの信号処理や、ビデオ/オーディオなどのマルチメディア処理、行列/ベクトル演算/暗号化といった数値処理関数を含むリアルタイム/インタラクティブアプリケーション開発のためのライブラリー。アプリケーションプロセッサー対応デジタルカメラのサポートなども追加されている。インテルMKLは、数学/科学/エンジニアリング/金融アプリケーションに最適化されたライブラリー。線形代数(LAPACK/BLAS)や離散フーリエ変換(DFT)、ベクトル・スタティスティカル・ライブラリ関数(VSL)、ベクトル超越数学関数(VML)などが含まれる。

VTune パフォーマンス・アナライザは、アプリケーションの処理性能を解析するためのツールとなる。

対応機種はCPUにXeonやPentium 4を搭載したサーバーとワークステーションで、将来的にはEMT64対応CPUを搭載したデスクトップパソコンにも対応する予定。

なお、マス・カーネル・ライブラリ 7.0.1と、VTune パフォーマンス・アナライザ 7.2、Linux版インテル VTune パフォーマンス・アナライザ 3.0については第4四半期に販売開始の予定。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン