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ソニー、片面2層DVD+R対応ドライブ搭載の“type A”などノートパソコン2モデルを発表

2004年10月05日 12時00分更新

文● 編集部 小板謙次

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ソニー(株)とソニーマーケティング(株)は5日、テレビ視聴/録画機能に対応し片面2層(DVD+R DL)対応ドライブ採用のノートパソコン“type A”と、15.4インチのワイドWXGA液晶ディスプレー搭載ノートパソコン“type K”を発表した。それぞれのラインナップと発売時期、編集部による予想実売価格(メーカーの設定はすべてオープンプライス)は以下の通り。

type A

VGN-A61B
CPU:Pentium M 725-1.60GHz/HDD:80GB/メモリー:512MB(最大2GB)/光ドライブ:DVDスーパーマルチ(DVD+R DL対応)/OS:Windows XP Home Edition SP2/液晶ディスプレー:17インチワイドWXGA+(1440×900ドット)
30万円前後 23日発売予定

type K

VGN-K71B
CPU:Pentium 4 532-3.06GHz/HDD:80GB/メモリー:256MB(最大1GB)/光ドライブ:DVDスーパーマルチ/OS:Windows XP Home Edition SP2/液晶ディスプレー:15.4インチワイドWXGA(1280×800ドット)/Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストール
21万円前後 23日発売予定
VGN-K31B
CPU:Celeron D 330-2.66GHz/HDD:60GB/メモリー:256MB(最大1GB)/光ドライブ:DVDスーパーマルチ/OS:Windows XP Home Edition SP2/液晶ディスプレー:15.4インチワイドWXGA(1280×800ドット)/Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストール
19万円前後 23日発売予定
VGN-K31
CPU:Celeron D 330-2.66GHz/HDD:60GB/メモリー:256MB(最大1GB)/光ドライブ:DVDスーパーマルチ/OS:Windows XP Home Edition SP2/液晶ディスプレー:15.4インチワイドWXGA(1280×800ドット)
17万円前後 23日発売予定

片面2層(DVD+R DL)搭載の“type A”

“type A(VGN-A61B)”は同社のノートパソコンではハイエンドモデルに位置づけられる製品で、17インチのWXGA+(1440×900ドット)液晶ディスプレーを搭載し、テレビ視聴/録画も可能。片面2層(DVD+R DL)に対応したスーパーマルチドライブを採用する。

type A(VGN-A61B)
type A(VGN-A61B)

CPUはPentium M 725-1.60GHz、HDD容量は80GB。メインメモリーは512MB(最大2GB)を搭載する。グラフィックスアクセラレーターはカナダATIテクノロジーズ社のATI MOBILITY RADEON 9700(64MB)を採用。iEPG利用の自動録画機能“おまかせ・まる録機能”や付属のリモコン操作によってスタンバイ状態からテレビ視聴が可能になる“ワンプッシュテレビ”機能が利用できる。

同機種は着脱式の“AVパワーアップステーション”(ポートリプリケーター)が付属しており、3D Y/C分離や3Dノイズリダクション搭載のTVチューナー機能やMPEG-2ハードウェアエンコーダーを内蔵する。またオーディオ機能としてはソニー独自のオーディオ技術“S-master”回路を採用した10W+10Wのフルデジタルアンプを搭載するなど画質や音質の向上が図られている。AVパワーアップステーション専用の2ウェイスピーカーも付属している。

MPEG2ハードウェアエンコーダーボード “S-master”を搭載したフルデジタルアンプ
“AVパワーアップステーション”に搭載されているMPEG-2ハードウェアエンコーダーカード(左)と“S-master”を搭載したフルデジタルアンプ(右)

また、ソニーのノートパソコンのなかでは、唯一本体に片面2層(DVD+R DL)に対応したスーパーマルチドライブを採用しているのも特徴。書き込み速度はDVD+R DL最大2.4倍速、DVD+R最大8倍速、DVD-R最大8倍速、CD-R最大約24倍速。書き換え速度はDVD+RW最大4倍速、DVD-RW最大4倍速、DVD-RAM最大3倍速、CD-RW最大約10倍速。読み出し速度がDVD-ROM最大8倍速、CD-ROM最大24倍速。バッファーアンダーランエラー防止機能を搭載する。

通信機能はIEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能を内蔵。インターフェースは、10/100/1000BASE-T準拠のEthernetとV.92準拠の56kbpsファクスモデムを搭載。このほか、USB 2.0×4/IEEE 1394×1/アナログRGB出力/マイク入力/ステレオヘッドフォン出力などを備える。“AVパワーアップステーション”のインターフェースはコンポジットビデオ入出力×1、S映像入出力×1、TVアンテナ入力×1、光デジタル音声出力×1、外部ディスプレー出力(アナログRGB×1、DVI-D×1)、プリンターポート×1、オーディオ出力×1、スピーカー出力×2などとなっている。

プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP2。 プレインストールアプリケーションはDV編集ソフト『DVgate Plus Ver.1.3』、DVD作成ソフト『Click to DVD Ver.2.1』、動画編集ソフト『Adobe Premiere Stnadard日本語版』、Microsoft Office Personal Edition 2003などとなっている。バッテリーはリチウムイオンバッテリーで駆動時間は約2.5時間(JEITA 1.0)。キーピッチは19mm、キーストロークは3mmとなっている。本体のサイズと重量は、幅405.5×高さ45.2(最薄部42.2)×奥行き280.1mm、約1.7kg。

なお店頭販売モデルはVGN-A61B1製品だけだが、ソニースタイルでは17インチWUXGA(1920×1200ドット)という高解像度の液晶ディスプレーを搭載したモデルや15.4インチワイドWXGA+(1280×800ドット)搭載モデルも用意されている。

価格を抑えた普及型“type K”

“type K”はA4ファイルサイズタイプのノートパソコンで、同社のノートパソコンのなかでは価格を抑えたモデル。デスクトップパソコンに採用されるPentium 4 532-3.06GHz(2次キャッシュメモリー 1MB)を採用した上位機種『VGN-K71B』と、Celeron D 330-2.66GHz(2次キャッシュメモリー 256MB)を採用した下位機種2モデル『VGN-K31B』『VGN-K31』をラインナップする。HDD容量は『VGN-K71B』が80GB、『VGN-K31B』と『VGN-K31』が60GBとなっている。

type K
type K

全モデル共通の仕様としては、液晶ディスプレーに15.4インチのワイドWXGA(1280×800ドット)を搭載。メモリーは256MB(最大1GB)。光ドライブはDVDスーパーマルチドライブで、書き込み速度はDVD+R最大8倍速、DVD-R最大8倍速、CD-R最大24倍速。書き換え速度はDVD-RW最大4倍速、CD-RW最大10倍速、DVD+RW最大4倍速、DVD-RAM最大3倍速。読み出し速度はDVD-ROM最大8倍速、CD-ROM最大24倍速。バッファーアンダーランエラー防止機能を搭載する。また専用電話によるサポートサービス“初心者ダイヤル”の対象製品にもなっている。

インターフェースは、10/100BASE-TX準拠のEthernetとV.92準拠の56kbpsファクスモデムを搭載。このほか、USB 2.0×3/IEEE 1394×1/アナログRGB出力/マイク入力/ステレオヘッドフォン出力などを備える。プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP2。プレインストールアプリケーションはDVgate Plus Ver.1.3、Click to DVD Ver.2.1など。また、VGN-K71B、VGN-K31BにはMicrosoft Office Personal Edition 2003がプレインストールとなっている。

本体サイズは幅357×高さ55(最薄部44)×奥行き277.5mm、重量は3.7g。バッテリー(リチウムイオン)駆動時間は全モデル約1時間となっている。

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