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三洋電機、携帯電話やパソコンから監視ができるホームビューカメラ“HOVICA”『IPC-H1W』『IPC-H1L』を発売

2004年10月01日 23時22分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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家庭用遠隔カメラシステム“HOVICA”『IPC-H1W』
家庭用遠隔カメラシステム“HOVICA”『IPC-H1W』

三洋電機(株)は1日、東京・大手町の経団連会館で記者説明会を開催し、外出先から自宅などの監視、および赤外線経由で照明/エアコンの操作が可能な家庭用遠隔カメラシステム“HOVICA(ホビカ)”『IPC-H1W』(有線/無線LAN対応)、『IPC-H1L』(有線LAN対応)の2製品を11月19日に発売すると発表した。価格はIPC-H1Wが6万5100円、IPC-H1Lが5万8800円。発売と同時にHOVICAを遠隔地から操作するための専用サーバー“ホビカネット”も提供する。ホビカネットの利用料金は月額840円。



会見に出席したDIソリューションズカンパニーCCTVソリューションBU企画部 部長の岡島雅明氏ら
会見に出席した三洋電機の関係者。左からDIソリューションズカンパニーCCTVソリューションBU企画部 部長の岡島雅明氏、コンシューマ営業本部営業統括BUマルチメディア企画部DIソリューション企画課 課長の奥 誠一氏、DIソリューションズカンパニーCCTVソリューションBU企画部商品企画課 課長の北野 哲氏

説明会には、DIソリューションズカンパニーCCTVソリューションBU企画部 部長の岡島雅明氏、コンシューマ営業本部営業統括BUマルチメディア企画部DIソリューション企画課 課長の奥 誠一氏、DIソリューションズカンパニーCCTVソリューションBU企画部商品企画課 課長の北野 哲氏らが出席し、開発の背景や製品の概要などを説明した。

潜水夫のヘルメットのような、コミカルな形状の『IPC-H1W』 『IPC-H1W』の背面 『IPC-H1W』の上面
潜水夫のヘルメットのような、コミカルな形状の『IPC-H1W』『IPC-H1W』の背面『IPC-H1W』の上面
DIソリューションズカンパニーCCTVソリューションBU企画部 部長の岡島雅明氏
DIソリューションズカンパニーCCTVソリューションBU企画部 部長の岡島雅明氏

岡島氏はまず、総務省が9月に発表したブロードバンドインターネットの普及率(1647万件、世帯比33.6%)や携帯電話の契約者数(8347万件)、携帯電話によるインターネット利用件数(8347万件)などを掲出して、インターネットの利用者が増えた現状を説明。続いて同社が実施したアンケート結果を示し、インターネットを通じて利用したいサービス/ネットワーク商品では

  • 留守中の異常を感知して携帯電話に通知 82%
  • 留守中に照明をリモコンで点灯 74%
  • 帰宅前に自宅の様子を確認 31%
  • 帰宅前にエアコンをオン 25%
  • 留守中にペットを確認したい 21%

などが多いと説明。特に女性や一人暮らしの住まいで防犯意識が高まっていることが、今回の製品開発の背景にあると解説した。

同社が実施したアンケート結果。インターネットを通じて利用したいサービス/ネットワーク商品について 三洋が想定する使用シーン システム構成図の例
同社が実施したアンケート結果。インターネットを通じて利用したいサービス/ネットワーク商品について三洋が想定する使用シーンシステム構成図の例

続いて製品の開発コンセプト“簡単”“安心”“便利”を掲げ、「暮らしのあらゆるシーンに役立つリモートカメラとして開発した」と語った。具体的には、固定IPアドレスの取得やネットワーク設定など、初心者に敷居の高い操作を簡略化するために専用サーバー“ホビカネット”を製品販売と同時に立ち上げ、月額840円で携帯電話やパソコンからカメラ操作/画像表示や赤外線による家電機器の遠隔操作が実現できると説明。携帯電話での操作は、専用ウェブサイトからメニューを10キーで選択するため、インターネットに接続できるものなら機種を選ばないという(現在188機種に対応)。

ユーザーとしては、共働きで留守がちな家庭、一人暮らしの女性、ペットの愛好家、離れてくらす家族などを想定。玄関や本棚に置けるコンパクトサイズで、台座を外すと壁に取り付けることもでき、無線LAN対応モデルでは電源ケーブルのみで利用可能(別途無線LAN環境が必要)と製品のメリットを紹介した。

センサー機能。外部センサーからの入力に応じて撮影や警告音の発声、撮影などを制御できる 赤外線リモコン機能。本体上部にあるため、家電機器よりも電灯やエアコンの操作などに向いている カメラの左右上部に2基備える白色LEDライト。点灯した姿は新幹線0系にも似ている
センサー機能。外部センサーからの入力に応じて撮影や警告音の発声、撮影などを制御できるほか、HOVICAのセンサーで外部機器(市販の警告用ブザーやフラッシュなど)を制御するセンサー入出力端子を備える赤外線リモコン機能。本体上部にあるため、家電機器よりも電灯やエアコンの操作などに向いているカメラの左右上部に2基備える白色LEDライト。点灯した姿は新幹線0系にも似ている

リモートカメラとしてのスペックは、レンズが固定焦点で、明るさはF2.8。ホワイトバランスは自動/手動設定。逆光補正機能を持ち、シャッタースピードは1/5~1/5000秒の間で自動調整される。光学ズーム機能はないがデジタルズームが可能で、パソコンからの操作時は1.5倍/2.5倍に、携帯電話からは2倍の拡大表示が可能。画像更新頻度はネットワーク回線の通信速度によるが、毎秒最大15枚。画像解像度は最大640×480ドットで、記録形式はJPEGとなる。カメラ部は左右に182度、上50度、下80度にスイベル/チルトが可能で、カメラの向きの操作はパソコンと携帯電話の両方から行なえる。

本体上部にCFカードスロットを持ち、無線/有線LAN対応モデルでは標準で無線LANアダプターを搭載。背面には10/100BASE-TX準拠のEthernet端子とビデオ出力、電源端子などを備える。本体前面には人感センサー/モーションセンサーを装備。外出時に本体前面のボタンを押して“留守番モード”に切り替えると、カメラの前方での人の動きを検知した際に、内蔵ライト(白色LED 2個)の発光/ブザー音の発声/カメラ撮影(最長連続5コマ)、および事前に登録したメールアドレスへの通報(メール送信)が行なわれる。赤外線リモコン機能は、照明について12社、エアコンは11社の製品をコントロール可能。本体サイズと重量は、幅約104×奥行き112.5×高さ125mm/約370g(無線カード装着時)。

各部の詳細と名称 パソコン(ウェブブラウザー)からの操作画面 携帯電話からの操作画面
各部の詳細と名称パソコン(ウェブブラウザー)からの操作画面携帯電話からの操作画面

また、初期設定を簡単に行なうため、ネットワーク機器の使用するポート/プロトコルなどを自動設定する“UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)”や、(株)バッファローが自社製品に搭載している無線LAN機器向け自動設定機能“AOSS(AirStation One-touch Secure System)”をサポート。AOSS対応ブロードバンドルーターを使っていれば、ESS IDとWEP暗号キーを自動設定可能となっている。なおインターネット経由での画像受信やコントロールは、SSL(Secure Sockets Layer)技術による暗号化を行なって、他者への個人情報漏洩を防いでいる。

同時に発表したホビカネットは、HOVICAをインターネット経由でパソコン/携帯電話から利用するための専用サーバーで、独自技術により固定IPアドレスを取得しなくてもブロードバンドルーターに接続した自宅のHOVICAを遠隔制御できる。10MBのファイルサーバー機能を提供し、640×480ドットのJPEG画像を約400枚保存可能。ホビカネットを利用しない場合は通常のネットワークカメラの機能しか利用できず、ユーザー自身がIPアドレスを確認・入力して接続するほか、カメラのパン/チルトや赤外線リモコン機能などが利用できない。

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