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パーク24、駐車場の混雑状況を動画で確認できる駐車場を都内にオープン!──お財布ケータイでの決済にも対応!!

2004年10月01日 22時38分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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パーク二四(株)(パーク24)は9月30日、東京・代々木の(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下NTTドコモ)のNTTドコモ代々木ビルで記者説明会を開催し、同社が同日より実施する新サービスの説明を行なった。今回発表されたサービスは、パーク24の時間貸し駐車場“タイムズドコモタワーサイド”において、NTTドコモの第3世代携帯電話“FOMA”のTV電話機能を利用した駐車場のリアルタイムの動画配信と、電子マネー“Edy”を使用した駐車料金決済の2つ。

駐車場の様子
駐車場の様子。駐車場はNTTドコモ代々木ビルの脇にある。反対側には紀伊國屋書店新宿南店がある

パーク24は、時間貸しの駐車場“タイムズ”の運営管理のほか、駐車装置機器などの販売を行なっている。同社は現在、日本全国で約5300ヵ所の駐車場(約8万6000台分の駐車スペース)を管理しているという。

今回発表した新サービスは、NTTドコモ代々木ビルの脇にある“タイムズドコモタワーサイド”(所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-10)において実施される。同駐車場では、本日より

  • FOMAのTV電話機能ので駐車場の空き状況や自車両の様子などを閲覧できる動画配信
  • 電子マネー“Edy”を利用した駐車料金決済
  • “Edy”および情報端末型自動販売機“Cmode”対応の自動販売機

が利用できるという。なお、動画配信サービスの利用料金は無料で、通話料金のみがかかる。

駐車場のイメージ図
駐車場のイメージ図

動画配信サービスは、NTTドコモの映像配信サービス“M-stage Vライブ”を利用し、駐車場内の4台のカメラで撮影した動画をリアルタイム配信するもの。駐車場に入場した際に発券される駐車券に2次元バーコード“QRコード”が印刷されており、FOMAのバーコードリーダーで読み取ることで専用サイトにアクセスし、設置された4台のカメラの映像をリアルタイムに閲覧できるという。そのほか、入庫前に同社のウェブサイトから、同駐車場の空き状況を動画で閲覧できるサービスも提供する。同社では、駐車場の混雑状況、駐車中の自車両の様子の確認、防犯目的の監視、不正出庫・異常事態などの把握などに利用できるとしている。

QRコードが印字された駐車券 専用サイト 駐車場のカメラからの動画
QRコードが印字された駐車券QRコードを読み取ると専用サイトにアクセスできる。4台のカメラから選択できる選択すると該当するカメラの動画がリアルタイムで配信される
駐車場の動画配信サービスの流れ

一方、“Edy”を利用した駐車料金の決済サービスは、従来の現金やクレジットカードでの支払いに追加する形で提供され、“Edyカード”のほか“iモード FeliCa サービス”対応の携帯電話(いわゆる“お財布ケータイ”)でも決済可能。利用方法は、出庫の際に駐車券を料金支払機に入れ、機器に搭載された“Edyリーダー”にカードもしくは携帯電話を近づけると支払いが完了し、出庫可能となる。パーク24の情報システム室室長の岩渕泰治氏によると、「Edyサービスの採用により、利用者が現金を入れる手間や、クレジットカードの認証によるスムーズな出庫の妨げを解消するほか、非接触による機器の故障率減少や料金回収の削減によるコストダウンを狙っている」という。また、同社が採用するポイントサービス“タイムズクラブ”との併用については「現在はEdyや携帯電話との併用はできないが、今後、専用アプリなどを開発して提供していきたい」(岩渕氏)と説明した。

駐車場に設置されている料金支払機 携帯電話をリーダーに近づけているところ
駐車場に設置されている料金支払機。Edyリーダーが設置されている携帯電話をリーダーに近づけているところ。クルマから降りずに決済できる
EdyとCmode対応の自動販売機の写真
駐車場には、EdyとCmode対応の自動販売機が設置されている

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