このページの本文へ

インテルとウォルト・ディズニー、HTテクノロジPentium 4に最適化されたブロードバンドコンテンツ“ミッキーシンフォニー”を発表――神田うのも絶賛!

2004年10月02日 00時00分更新

文● 編集部 美和正臣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

インテル(株)とウォルト・ディズニー・ジャパン(株)は9月30日、東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)が提供するブロードバンド総合サービス“フレッツ”のユーザーに限定したブロードバンドコンテンツ“ミッキーシンフォニー”を発表、千葉県浦安市内のディズニーランド内にあるホテルで会見した。サービス開始は10月後半から。

ミッキーシンフォニーは“フレッツ”(Bフレッツ/フレッツ・ADSL)のユーザーを対象としたブロードバンドコンテンツサービス“DisneyBB on フレッツ”にて無料で提供されるインタラクティブなダウンロードコンテンツ。同サイトからプログラムをダウンロードしてパソコンにインストールすることで、動きまわるキャラクターを、360度視点を変えて視聴できたり、視聴中にマウスで画面をクリックするとことでいろいろな特殊効果が楽しめる。

プログラムは内容の異なる3種類が用意されており、ミッキーマウスが都会を背景にオーケストラを操る“威風堂々”、ドナルドダックとデイジーダックがダンスをする“ラプソディー・イン・ブルー”、リスのチップとデールが森を駆け回る“動物の謝肉祭”がある。

ミッキーマウスがオーケストラを操る“威風堂々”ドナルドダックとデイジーダックがダンスをする“ラプソディー・イン・ブルー”
チップとデールが森を駈けずり回る“動物の謝肉祭”ムービー再生中にこういったマークが画面右下に表示されると、マウスをクリックすることにより、画面上で花火を打ち上げたり、視点を360度回転させることができる

同プログラムは“ハイパー・スレッディング・テクノロジ(HTテクノロジ)”対応Pentium 4とIntel 915G Expressチップセットを搭載するパソコンで快適に動作するように最適化されている。そのため、60人編成で収録したオーケストラの楽曲を7.1chサラウンドで楽しめたり、キャラクターの3DCGがリアルタイムにレンダリングされる際の特殊効果を体験できるという。プログラムのサイズは約800MB(3種類合わせて)で、ダウンロードにはBフレッツの回線を使って1時間程度が必要。プログラムは起動の際にフレッツ・スクエアに認証アクセスする。

動作環境は非公開とされているが、CPUにHTテクノロジ対応Pentium 4-2.80GHz、メモリーが512MB、915G Expressチップセットを搭載している環境ならば快適に動作するとしている。

会場では特別ゲストとして、タレントの神田うのさんが登場。ミッキーシンフォニーのデモ画面を鑑賞し、「すごい、もっとずっと見ていたい」と感想を述べた。

特別ゲストの神田うのさん。ミッキーマウスとミニーマウスが動き回る様子に感心していた”“ミッキーシンフォニー”の感想を語る神田うのさん

インテルの代表取締役共同社長である吉田和正氏は、同コンテンツの開発についての背景を語った。まず、日本のブロードバンド環境は、日本電信電話が将来を見据えて光ファイバーなどの環境を構築したおかげで、世界でも類を見ないほど充実していると解説。しかし、多くのユーザーは、こうしたブロードバンド環境をブラウジングやメールなどにしか利用していおらず、環境に見合った魅力的なコンテンツが必要と痛感。こういったコンテンツを提供することで「ブロードバンドとは何かという答えを出したかった」と語った。

インテルの代表取締役共同社長である吉田和正氏。今回のコンテンツは日本のブロードバンド環境だからこそ実現できたという日本のブロードバンドの料金を世界と比較すると、圧倒的に安い。また、2006年にはFTTH(Fiber To The Home)への加入世帯数は2500万世帯に達すると予想されている

ウォルト・ディズニー・ジャパンの代表取締役社長である星野康二氏は、同コンテンツに対し、各キャラクターの動きや表情が本当に生き生きと表現されており、最先端の技術で実現しうる最高のものと評価。今後もインテルと協業を続けていき、リッチですばらしいエンターテーメント製品を市場に投入していきたいと語った。

ウォルト・ディズニー・ジャパンの代表取締役社長である星野康二氏
ミッキーマウス、ミニーマウスと一緒に握手をする吉田氏(左)と星野氏(右)

なお、ミッキーシンフォニーの予告や情報などが、11月1日までインテルの期間限定サイト“マジカルシアター”とディズニーの“ミッキーシンフォニー”公式サイトで公開される。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン