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東芝、液晶テレビ4製品とダブル録画が可能なHDD/DVDレコーダーを発表――コンセプトモデルが多数登場!

2004年10月02日 00時00分更新

文● 編集部 美和正臣

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(株)東芝は9月28日、都内で記者説明会を開催し、液晶パネルを採用した37V/32Vインチの大画面薄型テレビ『液晶 beautiful “face”(ビューティフルフェイス) 37LZ150』(37Vインチ液晶)、『同 37LZ100』(37Vインチ液晶)、『同 32LZ150』(32Vインチ液晶)、『同 32LZ100』(32Vインチ液晶)4製品と、20インチ液晶パネルを採用した『同 20LB20』、計5製品を発表した。同時に、地上アナログチューナーとMPEG-2エンコーダーを2基搭載して2番組の同時録画が可能なHDD/DVDレコーダー『RD-X5』、iEPGとEPGの両方に対応した電子番組表を表示可能な『RD-XS24』、DVD用のコピーコントロール技術であるCPRM(Content Protection for Recordable Media)に対応したDVD-Rメディア『RD-RVR120P5』(5枚入り)も発表した。価格はいずれもオープンプライスで、発売時期は液晶テレビの37LZ150/37LZ100/32LZ150/32LZ100/20LB20が11月上旬。HDD/DVDレコーダーのRD-X5が11上旬、RD-XS24が11月中旬、DVD-RメディアのRD-RVR120は11月上旬。編集部による予想実売価格は、液晶テレビの37LZ150が63万円前後、37LZ100が58万円前後、32LZ150が50万円前後、32LZ100が45万前後、20LB20が13万前後。HDD/DVDレコーダーのRD-X5が17万円前後、RD-XS24が5万円前後。DVD-RメディアのRD-RVR120P5は3000円前後。

LAN上のネットワークHDDにハイビジョン映像を録画可能な『液晶 beautiful “face”LZ150/100』シリーズ

今回発表されたLZ150/100シリーズの4製品は、いずれも現行の地上アナログ/地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル放送に対応したチューナーを内蔵する、ハイビジョン対応の大画面薄型テレビ。チューナーは、地上波アナログがVHF/UHF(13~62ch)/CATV(C13~C38)、地上波デジタルがVHF/UHF(13~62ch)/CATV(C13~C63)、BS/110度CSデジタル(000~999)やデータ放送にも対応する。液晶パネルのコントラスト比は600:1、輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。

37Vインチ液晶パネルを搭載した『液晶 beautiful “face”37LZ150』。10/100BASE-TXのポートを2基搭載する37Vインチ液晶パネルを搭載した『液晶 beautiful “face”37LZ100』。10/100BASE-TXのポートを1基搭載
32Vインチ液晶パネルを搭載した『液晶 beautiful “face”32LZ150』。10/100BASE-TXのポートを2基搭載する32Vインチ液晶パネルを搭載した『液晶 beautiful “face”32LZ100』。10/100BASE-TXのポートを1基搭載する

映像処理回路には、2005年に同社が発売予定の“SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)方式”のデジタルハイビジョン対応テレビにも搭載が予定されている“デジタル新頭脳メタブレイン”を採用。同映像処理回路は、チューナーユニットや、MPEG-2エンコードなどを行なう“A/D変換回路”、映像データを処理する“デジタルハイビジョン処理LSI”、映像の画質を調整する専用CPU“高画質化処理/高画質スケーリングバックエンドプロセッサー”などで構成されたユニット。64bitのメインCPUを搭載しており、OSはLinuxを採用する(ともに詳細は非公開)。

LZ150/100シリーズに搭載されている映像処理回路“デジタル新頭脳メタブレイン”

そのほか、映像処理関係では、

次世代魔方陣アルゴリズム
従来から搭載されていた、画素ひとつひとつをランダムに高速点灯することで中間階調(グラデーション)を滑らかに表現する技術である“魔方陣アルゴリズム”に、階調表現を向上させる機能“ヒストグラム・ダイナミックガンマ”を追加。フレームごとの映像の明るさを画素単位で検出し、1677万通りのダイナミックガンマパターンをシーンごとに適用することで、黒や白色の階調表現を向上させる機能

カラーイメージコントロール
桜の色や青空など、人が記憶の中で思い起こす色である“記憶色”に合わせて特定の色だけを処理することで、人にとって“リアル”な色にして表示する機能。好みの色をを選択して、その色を自分の好みの色に変える“カラーパレットコントロール調整”機能や、シアン/マゼンタ/イエロー/ブルー/グリーン/レッドの各6色を±30段階で調整可能な“ベースカラー調整”機能を搭載

などを利用して、高画質化を図ったという。そのほか、電波の干渉で起きる像の2重映りを補正する“ゴーストリダクション”機能や、色にじみを防ぐ“デジタル3次元Y/C分離”機能が搭載されている。

本体には共通して10/100BASE-TX対応のEthernetポートを標準搭載。上位モデルの“LZ150”シリーズでは、さらにこのLAN機能を強化。LAN接続されたNAS(Network Attached Storage)やパソコンの共有HDD(OSはWindows 98 SE/Me/NT 4.0/2000/XP対応)に、デジタルハイビジョン放送の番組をそのままの画質で録画したり、録画した映像をLAN経由で再生することが可能な機能“ネットワークハイビジョン録画”を装備。デジタルハイビジョン放送の“TS(HD)”モード(20Mbps)で録画した場合、120GBのHDDに約13時間、“TS(SD)”モード(8Mbps)の場合は約32時間の録画が可能となる。デジタルハイビジョン放送を録画する際には、ビットレートを落として録画することやアナログ放送を録画することも可能で、最大8台までNASやパソコンの共有ドライブを接続することができる。

そのほかネットワーク機能では、同社のHDD/DVDレコーダーの録画予約(iEPG)を行なえる機能“テレビdeナビ”を利用可能。また、同社のHDD/DVDレコーダーとパソコンを接続してパソコン画面から録画予約を行なう機能“ネットdeナビ”では、テレビ側に内蔵されたチューナーを利用してBSデジタル放送の録画予約が可能となった。さらに、本体にはウェブブラウザーを内蔵しているため、ADSLなどの常時接続の環境下でテレビからURLを入力するとインターネット接続できる機能“一発インターネット”も搭載。テレビ画面とホームページの2画面同時表示が可能な機能“ネット・ダブルウィンドウ”も搭載する。

画面に見える“LAN1”“LAN2”と表示されているのがネットワーク上の共有HDDドライブ

なお、ネットワーク上のHDDに録画されたデジタルハイビジョン放送のデータは暗号化されており、再生は録画に使用したLZ150シリーズを使用しなければデコードできないため、パソコンからの再生は不可能。アナログ放送を同機能を使用して録画した場合には、LZ150シリーズからの録再生が可能なほか、パソコンでの再生も可能。パソコンを使用して録画した映像は、LZ150シリーズで再生可能となっている。

そのほかLZ150シリーズのネットワーク機能では、設定したメールアドレスへのメールの着信をテレビ画面上で知らせる“自動メールチェック機能”を搭載。メールの閲覧が可能で、添付ファイルをネットワーク上のNASやパソコンの共有HDDに保存できるほか、本体に装備されているメディアスロットを介してSDメモリーカードに保存も可能。設定したメールアドレスに指定された形式のメールを送信すると番組の録画予約もできる機能も搭載する。

メールが到着すると、画面の右下に“新着メール”というマークが表示されるメールを開封したときの表示画面

ユーザーインターフェースは、従来に比べ大きく変更された。ユーザーが登録したジャンルやキーワードで検索された番組を表示する項目や、LAN接続されたパソコンなどに録画した番組を一覧表示する項目など5つの項目からなる、同社が“face ネット”と呼ぶデザインに変更された。電子番組表は従来の3チャンネル×4番組表示から、6チャンネル×5時間表示に変更。EPG(電子番組表)は、放送電波と一緒に番組情報が送られてくる“ADAMS(アダムス)”と、インターネットから番組情報を取得するiEPGである“iNET”の2つの情報を取得する“DEPG(Dynamic Electronic Program Guide)システム”を採用。さらにEPGとiEPG両方の電子番組を統合して表示し、予約が可能な“WEPG”機能を搭載するため、地上波アナログ/地上波デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル放送の予約が可能。

番組の検索は“ジャンル”や“キーワード”、“日付”、“チャンネル”から可能電子番組表の表示領域は前モデルよりも細かく表示されるようになった

オーディオ機能は、10W+10Wのステレオスピーカーを搭載。5.1chのデジタルサラウンド音声は、AAC(Advanced Audio Coding)対応のAVアンプとスピーカーシステムで可能。またテレビのリモコンからAVアンプの電源や音量をコントロールできるオンキヨー(株)の“RI EX”オーディオコントロールシステムに対応する。そのほか、“HDMI(High-Definition Multimedia Interface)”端子を装備しているため、DVDレコーダーなどからアナログ信号に変換することなくデジタルで映像データを画面に表示できる。

入出力端子は、10/100BASE-TX対応のEthernetポート(LZ150は×2)のほか、デジタル入出力用にIEEE 1394×2、AV入出力としてD4入力×1、コンポジットビデオ入力×4、S2入力×2、デジタル放送録画用出力端子×1、オーディオ出力端子、光デジタル音声出力端子、ヘッドホン端子、モジュラー端子、USB端子、有料放送を視聴するためのB-CASカードスロットなどを装備。また、デジタルカメラなどの画像データを読み込むための、SDメモリーカードスロットも搭載しており、アナログ放送をSDメモリーカードにMPEG-4で記録することも可能。

デジタル信号のダイレクト転送が可能になるHDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子

本体サイズと重量、消費電力は以下の通り。

37LZ150
幅916×奥行き300×高さ715mm(卓上スタンド含む)、30.5kg(卓上スタンド含む)、229W(リモコン待機時0.5W)
37LZ100
幅916×奥行き300×高さ715mm(卓上スタンド含む)、30.2kg(卓上スタンド含む)、205W(リモコン待機時0.5W)
32LZ150
幅794×奥行き300×高さ630mm(卓上スタンド含む)、27.0kg(卓上スタンド含む)、205W(リモコン待機時0.5W)
32LZ100
幅794×奥行き300×高さ630mm(卓上スタンド含む)、26.7kg(卓上スタンド含む)、184W(リモコン待機時0.5W)



20インチモデルの『液晶 beautiful “face”20LB20』

20LB20は、液晶パネルに20Vインチ(アスペクト比4:3)を採用した低価格モデル。地上波(アナログ)/BSアナログ放送に対応したチューナーを内蔵する。チューナーは、地上波アナログがVHF/UHF(13~52ch)/CATV(C13~C63)、BSアナログ(1~15ch)に対応する。

4:3のアスペクト比の20インチ液晶パネルを搭載した『液晶 beautiful “face”20LB20』

“カラーイメージコントロール”機能や輪郭のざらつきなどを低減する“デジタルノイズリダクション”機能を搭載。液晶パネルのコントラスト比は600:1、画面輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。

スピーカーは2.5W+2.5Wを搭載。高音域の再生に優れるという逆ドーム型のチタン振動板を採用した“新チタンダイヤフラムスピーカー”を使用。チルト・スイベル機構を装備しているため、画面の角度を前5度・後10度、左右各15度まで変更可能となっている。

本体が8kgとかるいため、このように左右15度ずつスイベルできる

入出力端子は、AV入出力としてD1入力、コンポジットビデオ入力×2、S端子入力×2、オーディオ入出力端子×2、ヘッドホン端子、BS出力/ビデオ出力端子などを装備。

本体サイズは、幅484×奥行き77×高さ449mm(卓上スタンド含む)、重量は8.0kg(卓上スタンド含む)、消費電力は75W(リモコン待機時0.7W)。

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