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A5406CA&W21SA編 第3回

A5406CA&W21SA編 第3回

2004年10月05日 00時39分更新

文● 小林 伸

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A5406CA&W21SA編 第3回

三洋電機/KDDI

オープンプライス

 “ASCII24 ポートレート”では、毎月決まったデジタルカメラなどにスポットをあて、操作感や画質などをレビューします。9月はKDDI(株)と沖縄セルラー電話(株)の“au”ブランドの携帯電話「A5406CA」と「W21SA」にスポットを当て、タレントの堀田ゆいかさんをモデルに操作感や画質などをチェックします。

 A5406CAは下り最大144kbps/上り最大64kbpsのデータ通信に対応する3G携帯電話サービス“CDMA 1X”向けの機種、W21SAは下り最大2.4Mbps/上り最大144kbpsの高速データ通信に対応する3G携帯電話サービス“CDMA 1X WIN”向けの機種です。第1回は2機種のスペックと操作性を、第2回はA5406CAの画質を紹介しました。第3回はW21SAの画質をレビューします。

W21SA 堀田ゆいかさん
今週取り上げるW21SA堀田ゆいかさん

やわらかく、落ち着いた色彩の画像

 W21SAは有効200万画素のCCDを搭載し、先に紹介したA5406CA(有効320万画素)より少ないが、第3世代携帯電話サービス“CDAM 1X WIN”対応機種としては最高の画素数を誇る。その他のCDAM 1X WIN対応機種は31~131万画素クラスなので、CDAM 1X WIN契約者がカメラ性能を重視して機種変更する場合には、必ず候補の1つとして挙がるだろう。

 W21SAで撮影した画像は、総じてコントラストが低め。ズーム機能は最大10倍(120×160ドットのサイズでの撮影場合)となっている。ホワイトバランスのマニュアル設定が可能で、オートのほかに晴天/曇天/電球/蛍光灯(昼白色)/蛍光灯(昼光色)の6段階が用意されている。480×640ドット以下での撮影の場合、画像の解像度が低いせいもあって多少輪郭が強調されているが、最大サイズの1200×1600ドットでは、そうした傾向は感じられない。プリンターで出力した場合、輪郭強調がされていると輪郭部分がジャギーっぽく見えてしまうので、輪郭が強調されていないことには好感がもてる。

カラーチャート カラーチャート2
カラーチャート(1600×1200ドットの元絵を640×480ドットにリサイズ)カメラのシルバーの筐体部分を中心に、若干偽色が確認できる(1600×1200ドットの元絵の部分を200%に拡大し、640×480ドットにトリミングしたもの)
【色の再現性、発色のチェック】色の再現性は、全体的に派手さはない。ビンのラベルやカメラのシルバー、蛍光色の色鉛筆などは、実物の色を忠実に再現している。ビンの影やカメラ本体のシルバーの部分に若干偽色が発生しているが、パソコンの画面上で等倍以上にして気が付く程度
建物の写真で見る、レンズゆがみ 時刻表で見る、レンズゆがみ
建物撮影の作例(1200×1600ドットの元絵を480×640ドットにリサイズ)文字撮影の作例(1600×1200ドットの元絵を640×480ドットにリサイズ)
【レンズのゆがみのチェック】どちらの作例を見ても、目立った光学収差はあまり感じられない。しかし、中央部分と周辺部分を見比べると、周辺部分の画像が流れてしまっている(建物の作例ではビルの上部部分が文字の作例では周辺部分)。この状態は、すべての作例に現れている
蛍光灯 自然光の作例
【ホワイトバランスのチェック】強い日差しの下での撮影でも、画像が柔らかく写り、まるでピンホールカメラ(レンズを搭載せず針の先で開けたような小さい穴で撮影するカメラ)で撮影したかのように、像の輪郭が滲んでいる。また、比較的光量の充分な状況でも、画面の隅は(自然光の作例では向かって右側1/4など)、ピントがずれたような感じになる。残念ながら、レンズの性能の不足を感じてしまう。ホワイトバランスは、自然光下では彩度やコントラストは低めで色の味付に派手さはない。蛍光灯下でも同じ傾向だ(いずれも、1200×1600ドットの元絵を480×640ドットにリサイズ)
120×160ドット 元絵の部分を切り抜いた
縦480ドットにリサイズ(拡大)したもの
【代表的な解像度での作例・120×160ドット】携帯電話からメールに画像を添付して送る場合の、最も手軽な(容量が小さい)サイズ。携帯電話の小さなディスプレーでは、コントラストが高く、画像の荒さはそれほどに気にならない。このサイズをパソコンに転送する機会は少ないと思うが、パソコン用のディスプレーで見るとドットの荒さが目立つ
480×640ドット 元絵の部分を切り抜いた
縦480ドットにリサイズしたもの
【代表的な解像度での作例・480×640ドット】パソコンのホームページなどに掲載する写真を想定。等倍であれば、目立ったドットは見られない。アップにすると、カバンの取っ手や背景の芝などがドットが見えてくるので、部分的なトリミングなどをするのには向いていない
1200×1600ドット 元絵の部分を切り抜いた
1200×1600ドットの元画像を縦480ドットにリサイズしたもの
【代表的な解像度での作例・1200×1600ドット】デジタルカメラの替わりとして使用する場合を想定。2Lサイズ(キャビネ)のプリントでは充分にきれいに見ることができるだろう。部分のアップを見てみても、取っ手の曲がった部分や背景の芝もよく描写されている
メールサイズ作例【メール添付向けの画像の作例】写真を撮影する前に、“フォトサイズ”というメニューでSXGA(1024×1280ドット)までの解像度を選択し、“フォト画質”というメニューで圧縮率を選択すると、自動的に写真がメールで送信できる最大サイズ(150KB以下)になる。逆に、最大解像度(1200×1600ドット)での撮影した写真や、圧縮率が最も低い“ファインモード”で撮影した写真をメールに添付しようとすると、自動的に120×160ドットに解像度が落とされる(作例は、960×1280ドットの元絵を360×480ドットにリサイズ)
ズーム1 ズーム2
ズームを使用せずに撮影約2倍で撮影
ズーム3 ズーム撮影しているところ
最大ズーム倍率で撮影堀田さんから約2m離れて撮影
【ズームを使用した作例】作例のように480×640ドットでの撮影の場合、ズーム倍率は2.5倍/16段階。被写体より2m程度離れたところから、頭からヒザくらいまで構図から、バストアップの構図までアップにできる。このくらいのズーム倍率があれば、例えばペットを撮影する場合、一定の距離を保ちつつ、その表情がわかるくらいまでアップすることも可能

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