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キヤノン、A4対応のインクジェットプリンターなど12機種発表──キューブ型デザインを採用した『iP8600』など

2004年09月28日 13時02分更新

文● 編集部 美和正臣

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大型液晶ディスプレーとCCDセンサーを搭載した家庭/SOHO向けA4サイズインクジェット複合機3機種

複合機の“PIXUS MP”シリーズは、スキャン機能を大幅に改良。スキャナーの撮像素子は従来のCIS(Contact Image Sensor)から、高画素化が可能で被写体深度の深いCCDに変更。同社のスキャナーに利用されていた“黒文字処理”と“像域分離”という技術により、文字部分などがくっきりとコピーできるようになったという。“黒文字処理”は、シアン/マゼンタ/イエローで写真に写っている文字部分を描写してしまうと文字が滲んでしまうため、文字部分はブラックインクで描写するという印刷技術。また“像域分離”は、同社のコピー機に搭載されていた機能で、自動的に写真/文字領域を検出する機能。写真領域には中間調処理を、文字領域には二値化処理を適用するため、写真/文字領域が入り混じった文書を読取るときに有効だという。 また、フィルムスキャン機能(透過原稿ユニット)も搭載した(MP-790除く)。

同社では、今回の“PIXUS MP”シリーズに合わせて、プリンターやスキャナー、コピー、画像処理アルゴリズムなどの機能を1つにまとめた統合チップ“次世代MFPチップ”を新たに開発。原稿の読み取りやコピーのスピードなどが向上したという。

ソフトは“PIXUS iP”シリーズ同様、共通で『Easy-PhotoPrint Ver.3』のほか『Easy-WebPrint Ver.2.5』や『PhotoRecord Ver.2.2』、『らくちんCDダイレクト for Canon』、OCRソフトの『読み取り革命 Lite』などが付属する。

3.2インチ液晶ディスプレーを搭載したハイエンドクラス複合機『PIXUS MP900』

『PIXUS MP900』は、シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック/フォトシアン/フォトマゼンタの6色インクを搭載した家庭向け複合機の最上位機種。全弾2plの6色インクにより、最高4800dpi×2400dpi(用紙の下端では最高4800×1200dpiで印刷)の高画質印刷に対応する。インクヘッドは、各色512ノズル合計3072ノズルを採用。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分10枚、A4カラー時で毎分10枚。“PIXUS iP”シリーズに搭載されていたCD/DVDダイレクトプリント機能や自動両面印刷機能、給紙用のカセットなどは非搭載。

光学解像度3200×6400dpiのCCDスキャナーを搭載した『PIXUS MP900』。フィルムスキャン機能も装備する

スキャナー機能は、光学解像度3200×6400dpi。A/D変換は各色16bit。最大原稿サイズはA4。読取速度はモノクロで3.3ミリ秒/ライン(400dpi)、カラーでは3.3ミリ秒/ライン(400dpi)。フィルムスキャンでは、35mmフィルム(カラー/モノクロ、ポジ/ネガ)のスライドマウント/ストリップフィルムを読み込み可能。読み込みの際にはフィルムガイドを使用。ガイドには2列に35mmフィルムスリーブ(1列6コマ)、または35mmマウント(1列4枚)をセット可能。フィルムの有効読み取り範囲は、35mmスリーブが24×36mm(3024×4535画素)、35mmマウントが23×34mm(2898×4283画素)。経年変化などで色あせた写真を補正してスキャンする“褪色補正”機能や、写真やフィルムに付いたゴミや傷などを補正してスキャンする“ごみ傷低減”機能などを搭載する。

コピー機能は、最大原稿サイズがA4。コピーは、A4モノクロ時で毎分10枚、A4カラー時で毎分10枚可能。コピー1枚目の排出時間(FCOT:First Copy Out Time)は20秒。2枚の原稿を1つにする“2 in 1コピー”や、スリーブ/マウントフィルムをスキャンして用紙印刷する“フィルムダイレクト”機能などを搭載する。

“カメラダイレクト”では、標準の“PictBridge”と、“Bubble Jet Direct”に対応。メディアスロットはCFスロットと複数のメディアに対応した複合スロットを装備。対応メディアは、コンパクトフラッシュ/マイクロドライブ/スマートメディア/メモリースティック(PRO含む)/SDメモリーカード/マルチメディアカードのほかに、アダプターを介することによりxDピクチャーカード/メモリースティック Duo/miniSDカードに対応する。また、カメラ付き携帯電話機とIrDA 1.2で接続して本機で印刷する機能“プリントビーム”にも対応する。

3.2インチSTNカラー液晶ディスプレー(320×240ドット/約6万5000色)を搭載。コピーやプリントの指定が可能なほか、パソコンなしでのトリミング操作や褪色補正コピーなども可能。

インターフェースはパソコンとの接続用にUSB 2.0(Hi-Speed)/1.1、デジタルカメラとの接続用にUSB 1.1(PictBridge対応)を装備。対応OSは、USB 2.0接続では、Windows 2000/XP、Mac OS X 10.2.7以降、USB 1.1接続では、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

本体サイズと重量は、幅492×奥行き452×高さ252mm/約10.8kg。消費電力は、最大約48W/待機時は約9W、稼働音は最高品位時に約38dB。

ADFとファクス機能を搭載した『PIXUS MP790』

『PIXUS MP790』は、SOHOユースなどを想定して設計されたインクジェット複合機。自動原稿読取ユニット(ADF)を搭載するのが特徴。染料インクとしてシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの4本と、顔料インクのブラックを1本、計5本のインクを搭載している。インク滴は、シアン/マゼンタが2または5pl、ブラック(染料)/イエローが5pl、ブラック(顔料)が30plで出力し、最高4800dpi×1200dpiの印刷に対応。インクヘッドは、シアン/マゼンタが512ノズル、イエロー/ブラック(染料)が256ノズル、ブラック(顔料)が320ノズル、合計1856ノズルのプリンターヘッドを採用。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分25枚、A4カラー時で毎分17枚。“PIXUS iP”シリーズに搭載されているCD/DVDダイレクトプリント機能や自動両面印刷機能、給紙用のカセットなどを搭載する。

自動原稿読み取りユニットやファクスモデムを搭載したSOHO向けモデル『PIXUS MP790』

スキャナー機能は、光学解像度2400×4800dpi。A/D変換は各色16bit。最大原稿サイズはA4。読取速度はモノクロで1.8ミリ秒/ライン(300dpi)、カラーでは1.8ミリ秒/ライン(300dpi)。ADF(自動原稿読取台)機能を装備しており、原稿サイズはA4に対応。原稿のセット可能枚数は35枚となっている。経年変化などで色あせた写真を補正してスキャンする“褪色補正”機能や、写真原稿に付いたゴミや傷などを補正してスキャンする“ごみ傷低減”機能、などを搭載する。

コピー機能は、最大原稿サイズがA4。コピーは、A4モノクロ時で毎分25枚、A4カラー時で毎分17枚可能。コピー1枚目の排出時間(FCOT)は9.5秒。2枚の原稿を1枚の用紙の裏表に印刷する“両面コピー”や、出力用紙に合わせてスキャン画像を拡大/縮小する“自動変倍コピー”機能などを搭載。また、ADFを使ったコピーでは、すべての原稿を読み込んで最終ページから出力して並べ替えの手間を省いたり、順番どおりに原稿をソートする“記録紙ソート”機能を利用できるのも特徴。

“カメラダイレクト”では、標準の“PictBridge”と“Bubble Jet Direct”に対応。メディアスロットや赤外線ポートは搭載しない。

ファクス通信機能は最大33.6kbps(SuperG3対応)で、ファクス送信時の最高解像度は200×200dpi。カラー送信にも対応しており、A4サイズ1枚を送信する時間は、モノクロが約1分、カラーが約3分。ダイヤルの登録件数は“ワンタッチダイヤル”8件/“短縮ダイヤル”100件/“グループダイヤル”8ヵ所(107件)。メモリー代行受信枚数は約250枚可能。

インターフェースはパソコンとの接続用にUSB 2.0(Hi-Speed)/1.1、デジタルカメラとの接続用にUSB 1.1(PictBridge対応)を装備。対応OSは、USB 2.0接続では、Windows 2000/XP、Mac OS X 10.2.7以降、USB 1.1接続では、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

本体サイズと重量は、幅486×奥行き472×高さ314mm/約13.7kg。消費電力は、最大約47W/待機時は約16.4W、稼働音は最高品位時に約45dB。

2.5インチ液晶ディスプレーを搭したミドルエンドモデル『PIXUS MP770』

『PIXUS MP770』は、『PIXUS MP790』のFAX機能と自動原稿読取ユニットを非搭載にし、その代わりに、フィルム読み取り用の透過原稿ユニットとメディアリーダーを搭載したモデル。プリンター機能の、インクの構成/出力解像度/プリンタヘッドのノズル数/印刷スピードなどは共通。“PIXUS iP”シリーズに搭載されていたCD/DVDダイレクトプリント機能や自動両面印刷機能、給紙用の“カセット”なども搭載する。

2.5インチSTN液晶ディスプレーを搭載した『PIXUS MP770』プリンター部分は『PIXUS MP770』と共通で、フィルム読み取り用の透過原稿ユニットとメディアリーダーを搭載している

スキャナー機能は、光学解像度2400×4800dpi。A/D変換は各色16bit。最大原稿サイズはA4。読取速度はモノクロで1.4ミリ秒/ライン(300dpi)、カラーでは1.4ミリ秒/ライン(300dpi)。フィルムスキャンでは、35mmフィルム(カラー/モノクロ、ポジ/ネガ)のスライドマウント/ストリップフィルムを読み込み可能。読み込みの際にはフィルムガイドを使用する。ガイドは『PIXUS MP900』とは異なり1列構成となっており、35mmフィルムスリーブ(6コマ)、または35mmマウント(4枚)をセット可能。フィルムの有効読み取り範囲は、35mmスリーブが24×36mm(2268×3402画素)、35mmマウントが23×34mm(2173×3213画素)。経年変化などで色あせた写真を補正してスキャンする“褪色補正”機能や、写真やフィルムに付いたゴミや傷などを補正してスキャンする“ごみ傷低減”機能などを搭載する。

コピー機能は、最大原稿サイズがA4。コピーは、A4モノクロ時で毎分25枚、A4カラー時で毎分17枚可能。コピー1枚目の排出時間(FCOT)は9.5秒。2枚の原稿を1枚の用紙の裏表に印刷する“両面コピー”や、出力用紙に合わせてスキャン画像を拡大/縮小する“自動変倍コピー”機能などを搭載。

“カメラダイレクト”では、標準の“PictBridge”と“Bubble Jet Direct”に対応。メディアスロットはCFスロットと複数のメディアに対応した複合スロットを装備。対応メディアは、コンパクトフラッシュ/マイクロドライブ/スマートメディア/メモリースティック(PRO含む)/SDメモリーカード/マルチメディアカードのほかに、アダプターを介することによりxDピクチャーカード/メモリースティック Duo/miniSDカードに対応する。また、カメラ付き携帯電話機とIrDA 1.2で接続して本機で印刷する機能“プリントビーム”にも対応する。

2.5インチSTNカラー液晶ディスプレー(320×240ドット/約4000色)を搭載。コピーやプリントの指定が可能なほか、パソコンなしでのトリミング操作や褪色補正コピーなども可能。

インターフェースはパソコンとの接続用にUSB 2.0(Hi-Speed)/1.1、デジタルカメラとの接続用にUSB 1.1(PictBridge対応)を装備。対応OSは、USB 2.0接続では、Windows 2000/XP、Mac OS X 10.2.7以降、USB 1.1接続では、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

本体サイズと重量は、幅486×奥行き472×高さ267mm/約12.4kg。消費電力は、最大約56.1W/待機時は約12.0W、稼働音は最高品位時に約45dB。

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