発売となれば初登場となる、Pentium M対応キューブ型ベアボーンがOVERTOPで展示中だ。その名も「Aria + Prox-B501」。Antec製のケースとProtech Systems製マザーボードを組み合わせた製品だ。
発売されれば初となる、Pentium M対応キューブ型ベアボーン「Aria + Prox-B501」 | 、4万円中盤から後半で販売されているPentium M対応マザーを採用しながらも、価格がケースとセットで5万4380円というのは、安価な印象を受ける |
この製品は、すでに発売中のキューブ型PCケース「Aria」と、Pentium M対応マザーボード「Prox-B501」を組み合わせた製品だ。PCケース「Aria」は、キューブ型ケースとしてはやや大柄な200(H)×269(W)×335(D)mmというサイズながら、Micro ATXサイズのマザーが搭載できるというのが特徴の製品。これに、やはりMicro ATXサイズとなる「Prox-B501」を搭載している。
また「Aria」はキューブ型としては大容量となる300W電源(Antec製120mm角ファン)を搭載しており、ドライブは5インチタイプが1基、3.5インチシャドウベイが3基までと拡張性も高い。フロントには8in1カードリーダ/ライタを装備し、5インチベイにはトレイの開閉に連動する扉が取り付けられているなど、ケースとしてのスペックもなかなかのもの。対する「Prox-B501」は、Pentium M対応マザーとして人気の条件となるAGPスロットを装備した製品で、最新のビデオカードも装着可能だ。
内部は広々。Micro ATXサイズのマザーが搭載できる「Aria」ならではの製品といえる | シャドウベイは5インチドライブの左右と下に取り付ける仕組み。計3台の3.5インチHDDが搭載可能と拡張性は高い |
さらに、4万円台以降の価格で販売されているPentium M対応マザーを採用しながらも、価格がケースとセットで5万4380円というのは、安価な印象を受ける。先日行われた“AKIBA 自作PC 911expo”で、AOpenが年内にPentium M対応キューブ型ベアボーンの発売を予定していることが明らかにされたが、「Aria + Prox-B501」が予定通りに登場すれば、おもしろい存在となりそうだ。OVERTOPでは現在予約を受け付け中で、確実に入手したいならば申し込んでおいたほうが無難だろう。
キューブ型としては大容量となる300W電源(Antec製120mm角ファン)を搭載する。豊富なドライブ類が搭載可能なため、ありがたいところだ | 背面。電源の排気ファンは大型の120mm角を採用しているため、静音性も確保されている |