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日本AMD、90nmプロセスのノート向け低消費電力版『モバイルAMD Athlon 64プロセッサ 3000+』を発表――日本エイサーが搭載製品『Ferrari 3400』を10月に発売

2004年09月21日 16時40分更新

文● 編集部

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日本エイ・エム・ディ(株)は21日、薄型軽量ノートパソコン向けの64bitプロセッサーとして、90nmプロセスで製造する低消費電力版の『モバイルAMD Athlon 64プロセッサ 3000+』を発表した。同日付けで出荷を開始し、価格は1000個ロット時の単価が2万8920円。

“モバイルAMD Athlon 64”
“モバイルAMD Athlon 64”

『モバイルAMD Athlon 64プロセッサ 3000+』は、3DNow!プロフェッショナル命令とSSE2をサポートする64bitのAMD64コアと、PC3200/2700/2100/1600対応のDDRメモリーコントローラー、“HyperTransport”テクノロジーを採用したI/Oバス、512KBの2次キャッシュメモリーのほか、ノートパソコン向けに“AMD PowerNow!”テクノロジーによる電源管理機能を搭載したのが特徴。Windows XP Service Pack 2の“Enhanced Virus Protection(拡張ウイルス防止)”機能にも対応している。動作クロック周波数は2.0GHz。90nm SOIテクノロジーで製造され、ダイサイズは84mm2。熱設計電力は35W。754ピンリッドレスμPGAパッケージで提供される。製造は独ドレスデンのFab 30で行なうとしている。

『Ferrari 3400』
『Ferrari 3400』

『モバイルAMD Athlon 64プロセッサ 3000+』を搭載したノートパソコンとして、日本エイサー(株)がイタリアのフェラーリ(FERRARI S.p.A.)のレーシングカー“フェラーリF1”をイメージした『Ferrari 3400』の販売を10月8日に開始する。これは、米Acvanced Micro Devices(AMD)社がフェラーリのスポンサーであり、台湾のエイサー社が公式サプライヤーであることから製品化されたもの。価格はオープン。編集部による予想販売価格は26万円前後。

『Ferrari 3400』は、本体カラーに光沢のあるフェラーリレッドとシルバーを採用し、“跳ね馬”のエンブレムが天面とパームレストに付けられているのが特徴。付属するマウスにもフェラーリロゴが付けられいてるという。チップセットは台湾VIA Technologies社のProSavage K8T800で、512MB(DDR333)のメモリー、80GBのHDD(Ultra ATA/100)、カナダATIテクノロジーズ社のMOBILITY RADEON 9700(128MBビデオメモリー)、15インチSXGA+液晶ディスプレー(1400×1050ドット)、スロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブ(4倍速DVD-R書き込み/2.4倍速DVD+R書き込み/4倍速DVD±RW書き換え/2倍速DVD-RAM書き換え/16倍速CD-R書き込み/8倍速CD-RW書き換え/8倍速DVD-ROM読み出し/24倍速CD-ROM読み出し)を内蔵する。インターフェースは、USB 2.0×4、IEEE 1394、10/100/1000BASE-T、V.92対応56kbpsモデム、IEEE 802.11b/g無線LAN、Bluetooth、S-Video出力などを装備し、拡張スロットはPCカード(Type II、CardBus対応)、メモリーカード(SDメモリーカード/MMC/スマートメディア/メモリースティック)を内蔵する。本体サイズは幅330×奥行き272×高さ31mm、重量は約3kg。電源はリチウムイオン充電池で、約3時間の駆動が可能。OSはWindows XP Home Edition。

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