マカフィー(株)は17日、コンシューマー向けのセキュリティー対策ソフト“マカフィー 2005”の販売を24日に開始すると発表した。ラインアップは、ウイルス対策ソフト『マカフィー・ウイルススキャン 2005』、ファイアーウォールソフト『マカフィー・パーソナルファイアウォールプラス 2005』、迷惑メール対策ソフト『マカフィー・スパムキラー 2005』、個人情報漏洩対策&コンテンツフィルタリングソフト『マカフィー・プライバシーサービス 2005』、4製品を統合したパッケージ『マカフィー・インターネットセキュリティスイート 2005』の5製品。
『マカフィー・ウイルススキャン 2005』では、スパイウェア/アドウェア/ダイアラーなどの怪しいプログラムの検出データを追加したほか、ヒューリスティックスキャンによる未知のウイルスへの対策を強化、ワームの行動を常に監視して不審な動きを自動的にストップするといった機能を搭載したのが特徴。メールでは、送信/受信のそれぞれにオン/オフの設定が可能になっている。サイズの大きい添付ファイルのスキャンも高速化されたという。2005年後半には、不正侵入防止機能を追加する予定。
『マカフィー・パーソナルファイアウォールプラス 2005』では、Windows XP SP2のファイアーウォールの自動検知が追加されたほか、ネットワーク環境に合わせた設定を自動適用する機能や、よく使うアプリケーションのリストを追加することで設定を容易にする“スマートレコメンデーション機能”なども追加されている。スマートレコメンデーション機能では、インターネットアプリケーションが事前に706種類登録されているという。
『マカフィー・スパムキラー 2005』では、故意に綴りを間違えることでフィルターを通り抜けるスパムや、アダルト系の画像だけのメール、フィッシング対策に効果的な詐欺まがいのメールなどに対する3種類のフィルターが追加された。インターフェースでは、Outlook/Outlook Expressのツールバーに“マカフィー・スパムキラーアイコン”を追加できるようになり、各種機能をすぐに呼び出せるようになっている。そのほか、友人リストを更新すれば受信したいメールアドレスのリストが自動作成される機能も搭載した。
『マカフィー・プライバシーサービス 2005』では、有害なページへの誘導を防止するなど、個人情報の保護が強化されたほか、対話型で個人情報フィルターの設定が行なえるようになったのが特徴。設定メニュー(ユーティリティセクション)に“マカフィー・シュレッダー”を追加し、不要になった大切な情報を含むファイルの完全削除などが可能になった。
対応OSはWindows 98/Me/2000 Professional/XP。対応ウェブブラウザーはInternet Explorer 5.5以上。
ボックス版の価格は、『マカフィー・インターネットセキュリティスイート2005』が9240円で12月中から下旬に発売予定で、『マカフィー・ウイルススキャン2005』『マカフィー・パーソナルファイアウォールプラス2005』『マカフィー・スパムキラー2005』が各5754円で10月15日発売予定。同社のウェブサイトやISP経由でオンライン版も販売する。優待版も用意する。
プログラム自動更新サービス版(1年間)の価格は『マカフィー・ウイルススキャン』と『マカフィー・パーソナルファイアウォールプラス』『マカフィー・スパムキラー』『マカフィー・プライバシーサービス』が各4095円で、9月24日発売予定(プライバシーサービスのみ11月5日)。
併せて、100万ユーザー達成記念として『マカフィー・スペシャル・アニバーサリーパック』を5985円で10月15日に発売する。これは8月に日本でのユーザー数が100万を超えたことを記念して販売するもの。『マカフィー・ウイルススキャン 2005』『マカフィー・ファイアウォールプラス 2005』『マカフィー・スパムキラー 2005』の3製品と、小物入れにもなるマカフィーオリジナル袋を、通常パッケージの約1/2のサイズのミニBOXに同梱したもの。