日本ヒューレット・パッカード(株)は21日、コンシューマー向け直販ノートパソコンの新製品として、14インチワイド液晶ディスプレーを搭載したノートパソコン『HP Compaq nx4800/CT』を10月4日に発売すると発表した。販売は同社のオンラインショッピングサイト“HP Directplus”で行なわれ、CPUなどのスペックを変更できるC.T.O.に対応。HP Directplusでの販売価格は11万9700円から。
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『HP Compaq nx4800/CT』 |
『HP Compaq nx4800/CT』は、パソコンの購入が2台目または3台目以上で、より価格性能比が高い製品が欲しいと考えている、パソコンに対する知識/経験の高い一般コンシューマーに向けた製品。同社によると、このような層のユーザーは、
- 使用目的に合ったパフォーマンスをリーズナブルな価格で提供してほしい
- ウェブブラウジングとメールが用途のメインで、DVD鑑賞やデジタルカメラで撮影した画像や音楽CDの編集、時には持ち帰った仕事もこなしたい
- 持っていて人に自慢できるスタイリッシュさがほしい
- ハードウェアのスペックを自分が必要なものに自由に選択したい
- 必要最低限の付属ソフトだけで十分
といったニーズを持っており、これに応える製品として本機を開発したとしている。
筐体のデザインは、“リビングやテラス、寝室などにマッチするシックでスタイリッシュなデザイン”を意識したもので、天面がマットブラック、ディスプレーおよびキーボード面はホワイトシルバーというツートーンのカラーリング。また、操作性を重視して、本体背面には各種ポート類を置かず、すべてアクセスしやすい左右側面および前面にレイアウトしている。
ハードウェアの仕様は、C.T.O.により、CPU/メモリー/HDD/光ディスクドライブ/ディスプレーが選択可能となっており、CPUはPentium M 725-1.60GHz/745-1.80GHzまたはCeleron M 330-1.40GHz、メモリーは256~2048GB、HDDは40/60/80GB、光ディスクドライブはDVD-ROMドライブ/CD-RW&DVD-ROMコンボドライブ/DVD+RW/+Rドライブからそれぞれ選択可能となっている。ディスプレーは、DVD鑑賞などに適した表面に光沢処理が施された14インチ“ウルトラクリアビュー”液晶ディスプレーか14インチ低反射タイプの液晶ディスプレーを選択できる。表示解像度と色数はいずれも1280×768ドット/1600万色。
このほかのスペックは、チップセットがIntel 855GM(グラフィックス機能内蔵)、V.92対応56kbpsモデム、10/100BASE-TX、USB 2.0×3、IEEE 1394×1、S-Video出力、PCカードスロット(TypeII×1)、SDメモリーカード/MMC/メモリースティック/メモリースティックPro/スマートメディア/xDピクチャーカード対応の“6in1メディアスロット”、オーディオ入出力端子、など。無線LAN機能については、C.T.O.により、なし/インテル PRO/Wireless 2200BG ネットワーク・コネクション(IEEE 802.11b/g準拠)搭載/Broadcomm IEEE 802.11b/g準拠搭載、のいずれかを選択できる。
ポインティングデバイスは、4方向スクロール機能付きのタッチパッドで、誤動作防止用のタッチパッド機能オン/オフボタンを搭載する。キーボードは一般的なデスクトップパソコンのものとほぼ同サイズの縦横19.05mmピッチ。キーストロークは2.5mm。ボリューム大/小/ミュートボタンと、無線LAN機能オン/オフボタン(無線LAN機能選択時)は、一般のキーとは独立して別途設けられている。
バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、6セルタイプのものと12セルタイプのものの2種類が用意される。バッテリー駆動時間は、6セルで約3.5時間、12セルで約7時間(同社調べ)。本体サイズは、幅334×奥行き230×高さ33mm、重さは6セルバッテリー搭載時で約2.36kg、12セルバッテリー搭載時で約2.69kg。OSは、初期出荷時はWindows XP Home Edition SP1またはWindows XP Proffesional SP1で、10月下旬をめどに順次それぞれSP2に変更するという。なお、Windows XP Home Edition選択時は、C.T.O.でMicrosoft Office 2003 Personalが追加可能となっている。
