コニカミノルタフォトイメージングの代表取締役兼カメラ事業部部長である宮地 剛氏は、デジタルカメラ市場について、世界のデジタルカメラの出荷台数は年間30%増で伸びているが、日本の市場においては前年割れの成長が続いていると述べた。その上で、安定期に入ったデジタルカメラ市場で生き残るためには、「ユニークな製品が必要」と断言し、手ぶれ補正機能を内蔵したα-7 Digitalは、その最たるものとアピール。成長する一眼レフ市場で3割のシェアを獲得し、デジタル一眼レフの3強を目指すと目標を述べた。
| コニカミノルタフォトイメージングの代表取締役兼カメラ事業部部長である宮地 剛氏。市場を生き抜くにはユニークな商品が必要という |
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発表では花嫁姿のモデルが本体を持って登場。“新鮮”というイメージを演出した |
またαシリーズについても言及し、「αシリーズは、今まで難しかったカメラの撮影を、すべて自動にして簡単にした。多くのユーザーが利用しており、αレンズは累計1600万本出荷した。今回発表したα-7 Digitalは、このすべてのレンズを使用できる」と、同機のアドバンテージを強調した。
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αレンズは世界で累計1600万本の出荷をしているニいう |
会見途中には、カメラマンである英 真一(はなぶさしんいち)氏による手ぶれ補正機能の効果を示すデモンストレーションが行なわれた。まず望遠レンズを使い、手ぶれ補正機能をONとOFFにしてモデルを撮影し、会場に用意された大型ディスプレーに表示した。氏によれば「シャッタースピードが遅いとかなり手ぶれしてしまうが、手ぶれ補正機能が搭載されているとかなり効果がある」とのこと。また、暗い場所でフラッシュを使った撮影を行なうと被写体が平面的になってしまうが、手ぶれ補正機能を利用すれば1/4秒程度のシャッタースピードでもストロボなしで撮影が可能になるので、雰囲気のある写真が撮れると説明した。
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モデルを撮影しながら“Anti-Shake”の機能を説明するカメラマンの英 真一氏 |