NVIDIA製“GeForce 6600”を搭載した初のビデオカードがInnoVISIONから発売された。ラインナップはメモリ128MBの「GeForce PCX6600 128MB」と256MBの「GeForce PCX6600 256MB」の2つだ。
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“GeForce 6600”を搭載した初のビデオカード「GeForce PCX6600 128MB」 | ラインナップはメモリ128MBの「GeForce PCX6600 128MB」と256MBの「GeForce PCX6600 256MB」の2つだ |
“GeForce 6600”は上位モデルの“GeForce 6600 GT”とともに、先月12日にNVIDIAが発表したGeForceシリーズの新GPUだ。すでに販売中の“GeForce 6800シリーズ(GeForce 6800/6800 GT/6800 Ultra)”の廉価版にあたる製品で、その“GeForce 6800シリーズ”と比べて内部アーキテクチャを簡略化したほか、コア/メモリクロックなどを低く抑えることで低価格化、外部電源供給の省略、ならびに1スロット仕様を実現したもの。さらに、HSI(AGP-PCI Expressブリッジ)を搭載している同社のPCI Express対応モデル“GeForce PCXシリーズ”と異なり、PCI Expressにネイティブ対応となるのも大きな特徴だ。
注目のSLI(Scalable Link Interface)をサポートするのは、上位モデルの“GeForce 6600 GT”(ほかにGeForce 6800 GT/6800 Ultraもサポート予定)で、下位モデルの“GeForce 6600”はサポートしない。そのほか“GeForce 6800シリーズとの主な違いは、パイプラインを8に削減(GeForce 6800 Ultra/GTは16、GeForce 6800は12)、メモリインターフェイスを256bitバスから128bitバスに変更したところなどが挙げられる。
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マニュアル記載の“GeForce 6600”の仕様。“GeForce 6800シリーズ(GeForce 6800/6800 GT/6800 Ultra)”の廉価版にあたる製品だ | 同じくマニュアル記載の“GeForce 6”シリーズのスペック比較。今回発売された“GeForce 6600”は一番下のモデルとなる |
発売されたInnoVISION製のカードを見てみると、冷却用のファンとヒートシンクも小型。従来のPCI Express対応モデル“GeForce PCXシリーズ”のようにHSI(AGP-PCI Expressブリッジ)も装備しないため、全体的にシンプルな印象だ。また、販売価格が意外に安価なのもウリのひとつ。単純に性能比較はできないものの、同じくPCI Express対応の“GeForce PCX 5900”が約2万円後半で販売されていることを考えると128MBモデルで約2万円、128MBモデルで約1万8000円程度というのは嬉しいところだろう。
価格 | ショップ |
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IBM 「GeForce PCX6600 128MB」 |
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\17,480 | TSUKUMO eX. |
\17,800(完売) | アーク |
\17,818 | クレバリー1号店 |
\18,165(完売) | 高速電脳 |
IBM 「GeForce PCX6600 256MB」 |
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\19,918(完売) | クレバリー1号店 |
\19,980 | TSUKUMO eX. |
\20,790(完売) | 高速電脳 |
\20,800 | アーク |
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インターフェイスはTV-OUT/DVI/VGA | 付属品にはケーブル類など一通り付くが、ドライバCDは怪しげ |
