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ソニー、サイバーショットの秋冬モデルを発表――“T”シリーズほか「シニア・女性・買い替え層に“じっくり”選んでもらえる4機種」

2004年09月09日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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DSC-V3は、“ホビーとして楽しむデジタルカメラ”をコンセプトに開発され、今回発表された4機種の中では最も高画素のCCDを採用する機種。1/1.8インチ有効720万画素のSuper HAD CCDと、光学4倍ズームのカール ツァイス“バリオ・ゾナー”レンズ(F2.8~4、f=7~28/35mmフィルムカメラ換算時で34~136mm相当)を搭載する。レンズは、非球面レンズ2枚を含む7群8枚の構成。絞りには6枚羽根を採用しており、背景を意図的にぼかして被写体を強調することも可能。

DSC-V3その2 DSC-V3その3
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DSC-V3

シャッター速度は1/8~1/2000秒(プログラムオート設定時は1~1/2000秒、シャッター優先設定時は30~1/1000、マニュアル設定時は30~1/1000)。シャッタースピードと絞りを任意に設定できるマニュアル撮影機能を備えるほか、シャッタースピード優先、絞り優先、“夜景”“ビーチ”“スノー”など7種類の“シーンセレクション”といった露出モードを搭載する。また、オートフォーカス機能では、常に画面の中央でピントを合わせる“中央重点AF”、あらかじめ設定されている5つのAF枠から自動的に被写体を検知してピントを合わせる“マルチポイントAF”、通常AF枠の約1/4程度に絞った測距枠を被写体のフォーカスしたい位置(液晶ディスプレーの縦約75×横約80%の範囲内)に任意で合わせることができる“フレキシブルスポットAF”などのモードを備える。“ナイトフレーミング”機能を搭載し、光量が足りない夜間などでも、赤外線を照射して、フレーミングやピント合わせができる。また“ナイトショット”機能を使うと、赤外域を感知できるCCDの特長を生かして、暗闇の中にいる被写体をフラッシュを使わずに撮影できる。最短撮影距離は10cm。

本体サイズは幅119.8×奥行き63×高さ72mm、重量は410g(バッテリー、記録メディア含む)で、本体はブラックの1色。撮影時の安定感をもたせるために、従来機の『DSC-V1』にはなかったグリップを備えている。

2.5インチのTFT液晶ディスプレー(12万3000ドット)を背面に装備し、マクロ/フラッシュなどの設定変更時の誤動作を防ぐためアイコンを短時間拡大表示する“拡大アイコン表示”を備え、設定ミスを防ぐようにしたという。また、大画面を生かして、撮影した写真の16枚(縦4枚×横4枚)インデックス表示が可能。

リアル・イメージング・プロセッサーを搭載し、起動時間は約2.8秒、シャッターラグは約0.35秒、レリーズラグは約0.009秒、撮影間隔は約1.3秒(最大画像サイズ時)。

記録解像度/記録形式は、静止画が最大3072×2304ドット/JPEG/RAW/TIFFで、動画が640×480ドット(最大毎秒約30フレーム)/MPEG-1。記録媒体はメモリースティック/メモリースティック PRO/デュオ/PRO デュオのほか、コンパクトフラッシュ(Type I)にも対応する。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)、AV出力(モノラル)、ACCを搭載する。PictBridgeにも対応。電源は付属のリチウム充電池“インフォリチウム”『NP-FR1』を利用する。標準撮影可能枚数は約300枚、標準撮影可能時間は150分(CIPA準拠での測定値)。アプリケーションソフトとして、Picture Package Ver.1.1、Cyber-shot Life、USB Driver(以上はWindows 98/98 SE/Me/2000 Professional/XP対応)、ImageMixer VCD2、『Image Data Converter Ver2.0』(Windows 98/98 SE/Me/2000 Professional/XP、Mac OS X 10.1.5以降対応)、Image Data Converter Ver1.5(Mac OS X 10.1.5以降対応)が付属する。

別売りのアクセサリーとして、テレエンドコンバージョンレンズ『VCL-DEH17VA』(希望小売価格1万5750円)、ワイドコンバージョンレンズ『VCL-DEH07VA』(同1万5750円)、花形フード『LSF-VHA』(同5775円)、レンズアダプター『VAD-VHA』(同2625円)、三脚『VCT-1500L』(同1万1550円)、ジャケットケース『LCJ-VHA』(同5775円)、汎用ソフトキャリングケース『LCS-CSE』(同9240円)を、本体と同時に発売する。また、近接撮影用のリングライト『HVL-RLA』(同3万1500円)を1月11日に発売する。

別売りのアクセサリー
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