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ソニー、サイバーショットの秋冬モデルを発表――“T”シリーズほか「シニア・女性・買い替え層に“じっくり”選んでもらえる4機種」

2004年09月09日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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1/2.4インチで有効510万画素のSuper HAD CCDを搭載するDSC-T3は、従来機『DSC-T1』の軽量・薄型のデザインを継承するとともに、新たに電源のON/OFFと連動して自動的に開閉する“オートレンズカバー”を採用した。本体サイズは幅91×奥行き17.8×高さ60mm/約171g(重量はバッテリーと記録メディア含む)と、スライド式レンズカバーを採用したDSC-T1よりも3.2mm薄くなった。

DSC-T3その2
DSC-T3その3 DSC-T3その4
DSC-T3

Tシリーズは、ファインダーとして、撮影した画像のビューアーとして、メニュー操作を行なう操作パネルとして、大型の液晶ディスプレーを搭載するのが特徴。DSC-T3では新開発のTFTハイブリッド液晶“クリアフォト液晶”パネルを採用。クリアフォト液晶パネルには多層膜コーティング技術“ARコート”などの反射防止処理が施されており、晴天の屋外での撮影時(10万ルクス)において、DSC-T1の液晶パネルと比べて2.5倍、一般的な透過型液晶パネルと比べて10倍コントラストが向上したほか、輝度がDSC-T1より44%向上、色再現性の範囲がDSC-T1より40%向上し、より視認性が高まったという(いずれもソニー測定)。液晶パネルのサイズは2.5インチと同じだが、画素数がDSC-T1の21万1000ドットから、23万ドットに増やされている(解像度は非公表)。

レンズは、光学3倍ズーム対応のカール ツァイス“バリオ・テッサー”(F3.5~4.4、f=6.7~20.1/35mmフィルムカメラ換算時で38~114mm相当)を採用する。8群11枚構成(非球面レンズ3枚、プリズム1枚含む)折り曲げレンズ機構により、撮影時でもレンズはボディーから飛び出ないようになっている。最短撮影距離は8cmで、マクロ撮影機能の1つ“拡大鏡モード”を使用すると1cmまで被写体に近寄れる。シャッター速度は1/8~1/1000秒(プログラムオート設定時は1~1/1000秒、高速シャッター設定時は1/250~1/1000秒)。

DSC-T1同様、ソニー独自の画像処理システム『リアル・イメージング・プロセッサー(Real Imaging Processor)』を搭載し、高画質化と処理速度の高速化、低消費電力化が図られている。起動時間は約1.3秒、シャッターラグ(シャッターを深押しして画像が記録されるまでの時間)は約0.23秒、レリーズラグ(半押し状態のシャッターを押し込んで画像が記録されるまでの時間)は約0.009秒、撮影間隔は約1.0秒(最大画像サイズ時)。

そのほか、DSC-T1からの強化点として、同梱するクレードル『サイバーショットステーション』に三脚用の穴が装備されたほか、バッテリー持続時間が向上して標準撮影枚数が170枚から180枚に増加したこと(CIPA準拠での測定値)、内蔵フラッシュの到達距離が0.2m長くなり1.7mになったことが挙げられる。

記録解像度/記録形式は、静止画が最大2592×1944ドット/JPEGで、動画が640×480ドット(最大毎秒約16.6フレーム)/MPEG-1。記録媒体はメモリースティック デュオ/PRO デュオに対応しており、付属する32MBのメモリースティック デュオには、2592×1944ドットの静止画を約23枚、640×480ドット/毎秒約16.6フレームの動画を約1分20秒記録できる。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)、AV出力(モノラル)を装備する。ダイレクトプリント規格の“PictBridge”にも対応。電源は付属のリチウム充電池“インフォリチウム”『NP-FT1』を利用する。本体カラーはシルバーとブラックの2色。アプリケーションソフトとして、撮影した静止画を使ってスライドショーやフォトアルバムなどが作れる静止画/動画編集ソフト『Picture Package Ver.1.1』『Cyber-shot Life』『USB Driver』(以上はWindows 98/98 SE/Me/2000 Professional/XP対応)、撮影した動画のアルバム管理、動画や音声の編集、静止画の加工などが可能な静止画/動画編集ソフト『ImageMixer VCD2』(Windows 98/98 SE/Me/2000 Professional/XP、Mac OS X 10.1.5以降対応)、『Image Data Converter Ver1.5』(Mac OS X 10.1.5以降対応)が付属する。

別売りのアクセサリーとして、本体と同時にバッテリーパックとバッテリーチャージャーキット『ACC-CFT』(希望小売価格1万290円)、バッテリーポーチ付きのソフトキャリングケース『LCS-THC』(同4935円)、ブラック/グレー/ゴールドの3色が用意されたソフトキャリングケース『LCS-THD』(同2940円)、ケースから本体を取り出さずに撮影ができ、三脚に固定するためのアダプターが付いたアクティブジャケットケース『AJK-THC』(同3675円)、ピンク/ブラック/シルバーの3色が用意されたネックストラップ『STP-NC』(同1890円)が発売される。また11月5日には、水深約40mまでの水中撮影が可能な保護ケース、マリンパック『MPK-THB』(同2万4150円)が発売される。

別売りのアクセサリー
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