サイズの電源「鎌力」シリーズの新モデル「鎌力準ファンレス」のサンプルが入荷した。
“準”、つまり完全ファンレスとはうたわれない理由は、高い負荷がかかった時のみファンが回転するようになっており、低負荷時限定でファンレス動作となるため。条件付きのファンレス電源というわけだ。製造元はToPower。
「鎌力」シリーズの新モデル「鎌力準ファンレス」 |
容量は420W。本体背面側、通常の電源ならばファンがあるべき位置にはファンレス稼動のためのヒートシンクが設置されている。ヒートシンク自体が後方に張り出すものとなっているうえ、手を触れて火傷をしないようにということか檻のような大きなガードで覆われているため、干渉して取り付けられないケースが出てくるものと思われる。
ファンはその反対側、前面側に取り付けられており、8cm角というサイズ。パッケージの説明によると、負荷が250Wになるまでは回転せず、前述したようにそれ以上の負荷がかかってはじめて回転する(この時の騒音値は14dbA)とのこと。また、さらに冷却が必要な場合のため、背面の押しボタン“エマージェンシースイッチ”を押せば強制的に高速回転するようになっているのも特徴で、この時は回転数3000rpm、騒音値32.6dbAとなる。
サンプルが入荷したのはアークとTSUKUMO eX.。来週9月1日(水)~2日(木)に販売がはじまる見込みで、予価は1万3000円台(アーク)/1万2980円(TSUKUMO eX.)。
ファンは搭載されているが低負荷時は駆動しない。故に“準ファンレス”というわけだ | 背面に張り出したヒートシンクと、それを覆うガード。左の緑のボタンが“エマージェンシースイッチ” | |
8cm角ファン1基を前面側に搭載 | 高回転時の騒音は32.6dBA。再度スイッチを押せば負荷に応じた回転に戻る |