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キヤノン、手ぶれ補正機能搭載のズームレンズなど発表!

2004年08月23日 02時42分更新

文● 編集部 小板謙次

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は20日、『EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM』、『EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM』といった2種類のレンズと、『EOS Kiss Digital』のセットレンズとして発売していた『EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM』の単体販売を発表した。EF-Sレンズは『EOS 20D』『EOS Kiss Digital』でのみ使用可能なレンズ。EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMは9月下旬発売予定で8万7000円(税別)、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMは11月下旬発売予定で9万8000円(税別)、EF-S18-55mm F3.5-5.6 USMは9月下旬発売予定で3万円(税別)となっている。

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMは、広角17mmから中望遠85mm(35mmフォーマット換算で27-136mm)までをカバーする5倍ズーム比と最大径78.5×全長92mm、重量475gという軽量、コンパクトさ、両面非球面レンズによる高画質、IS(手ぶれ補正機構)採用、ゴース・トフレアの抑制といった特徴をもつ。

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMEF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

ほぼ同じズーム域のEFレンズであるEF28-135 F3.5-5.6 IS USMと比較し全長で4.8mm短く、重量で65gの軽量化が図られている。レンズ構成は12群17枚で、両面を非球面とするガラスモールド非球面レンズを第5群に配置することで、ズーム全域での高画質化を図っている。またIS(手ぶれ補正機構)採用による効果はシャッター速度換算で約3段分。これによって、三脚が使えない場所での手持ちによる夜景撮影による手ぶれを軽減している。さらに、レンズのコーティングを最適化することで、撮像素子部で反射した入射光がレンズ面で反射するゴーストを抑制している。このほかズーム全域で最短撮影距離0.35mm(最大撮影倍率0.2倍)、最小絞りはF22~32、絞り開放から約2段絞った状態までほぼ円形の絞り状態を保つ円形絞り(絞り羽根枚数6枚)を採用して美しいボケ味に配慮しているという。

EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMは広角10mmから22mm(35mmフォーマット換算で16-35mm相当)までをカバーするズーム域、2種類の非球面レンズ+スーパーUDレンズの採用、ゴースト・フレアの抑制が特徴。サイズは最大径83.5mm×全長89.8mmで、重量は385g。小径イメージサークルの採用に加え、レンズ最終面から撮像素子までの距離を短縮化したバックフォーカスによって、EF16-35mm F2.8L USMに比べ全長で13.2mm短く、重量も215g軽くなっている。

EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMEF-S10-22mm F3.5-4.5 USM

レンズ構成は10群13枚。非球面レンズとしてガラズモールドレンズを第1群と第5群に、レプリカレンズを第2群に配置。これに加え色収差の補正に優れているというスーパーUDレンズを第5群に配置している。ズーム全域で最短撮影距離0.24mm、最大撮影倍率は0.17倍、最小絞りはF22~27(1/3段表示の場合F22~29)となっている。

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