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キヤノン、一眼レフデジタルカメラの新製品『EOS 20D』を発表!9月下旬に販売開始予定

ホワイトバランス設定、9点AF

2004年08月20日 14時28分更新

文● 編集部 小板謙次

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■きめ細かいホワイトバランス設定

ホワイトバランス機能もアップしている。設定はオートホワイトバランス、プリセットホワイトバランス(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)、マニュアルホワイトバランス、色温度指定のほかにホワイトバランス補正の機能が追加されている。これはユーザーが任意の色方向にずらして補正をかけることができる機能。また、現像パラメーター機能は基本的にはEOS 10Dと同じだが、色空間の設定を独立させたためsRGB/Adobe RGBに関してもコントラストの設定が可能になっている。さらに、アンバーからブルーにかけて変化させるという従来の調整のほかに、グリーン、マゼンタ方向への軸(各±9段)を増やすことで、さまざまな光源に対してバランスのとれた色再現できるように配慮がなされている。設定したホワイトバランスを基準に、1回の撮影でホワイトバランスの異なる3枚の画像を記録できるホワイトバランスブラケティング機能も兼ね備えている。

ブルー、アンバー方向の補正に加え、マゼンタ、グリーン方向の補正が可能
ブルー、アンバー方向の補正に加え、マゼンタ、グリーン方向の補正が可能

■5コマ/秒の連続撮影

記録フォーマットはRAW/JPEGをサポートし、ファイルサイズはラージ/ファイン(約3.6MB)、ラージ/ノーマル(約1.8MB)、ミドル/ファイン(約2.2MB)、ミドル/ノーマル(約1.1MB)、スモール/ファイン(約1.2MB)、スモール/ノーマル(約0.6MB)、RAW(約8.7MB) の7種類を用意。快速・快適性の向上の面では5コマ/秒の連続撮影が可能で、ラージ/ファインモードでは約23枚(キヤノン純正コンパクトフラッシュカード『FC-512MSH使用時』)、RAWモードでは最大約6枚までの連続撮影が可能だ。動体予測能力もEOS-1D Mark IIと同等になっている点が挙げられた。この高速処理を実現しているのはCMOSセンサーからの4チャンネルの並列読み出しというマルチチャンネル読み出しだ。これを画像処理エンジンDIGIC IIと組み合わせることで、820万画素・毎秒5フレームを達成している。

■9点測距AFを採用

AFフレーム(測距点)に関しては、EOS 10Dの7点から9点に増えている。中央のAFフレームにはF2.8対応のセンサーを水平方向に配置し、さらに同じ中央にF5.6に対応するクロスセンサーを配置した。このように中央センサーとクロスセンサーの両方を配置し、被写体の縦成分と横成分を同時検出することが可能となっている。また、AFフレームは本体背面に搭載したジョイスティック状のマルチコントローラーで瞬時に移動させることが可能だ。さらに、このマルチコントローラーはホワイトバランス補正、拡大再生時のスクロールなどの調整も簡単に行なうことができる。同社ではEOS 10Dの7点AFと比較しながら「被写体を撮影するときの顔の位置などにも配慮した」と説明し、これからの製品ではマルチコントローラー搭載が標準になってくる可能性についても触れている。

ファインダー視野図と表示内容。9点測距AFを採用しているのがわかる
ファインダー視野図と表示内容。9点測距AFを採用しているのがわかる

本体サイズは幅144×高さ105.5×奥行き71.5mm。マグネシウムを採用しているが、本体重量はEOS 10Dに比べて約100g軽くなり685gとなっている。これは羽根先端を短かくするなどシャッター部を新開発し小型化したことがひとつの要因だ。ちなみに、このシャッターは1/8000秒、ストロボ同調は1/250秒となっている。

本体サイズは幅144×高さ105.5×奥行き71.5mm、重量685g。EOS 10Dより約100g軽量化されている
本体サイズは幅144×高さ105.5×奥行き71.5mm、重量685g。EOS 10Dより約100g軽量化されている

■EF-Sレンズ対応

また、基本性能の充実という面では、今回のEOS 20DからEF-Sレンズを取り付けて撮影することが可能になっている。EOS KISS Digitalのキットレンズとして採用していた『キヤノンズームレンズ EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM』ほか、新製品の『キヤノンズームレンズ EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM』、『キヤノンズームレンズ EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM』にも対応している。また、内蔵ストロボの調光システムについても、EOS-1D Mark IIから搭載したE-TTLII自動調光を搭載。さらにこのストロボは従来より高い位置までポップアップするため、EF-S17-85mmレンズをつけた状態でも内蔵ストロボでの撮影が可能になっている。

このほか、外部インターフェースはUSB 2.0に対応。起動時間は0.2秒(EOS 10Dでは2.2秒)、レリーズタイムラグは65msに短縮(EOS 10Dでは90ms)している。ファインダー像消失時間は115msに短縮(EOS 10Dでは140ms)。

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