今年5月にATIから発表されたコードネーム“RS350”こと“RADEON 9100 PRO IGP”を搭載したGigabyte製マザーボード「GA-8TRS350MT」が登場した。
コードネーム“RS350”こと“RADEON 9100 PRO IGP”を搭載したマザーボード「GA-8TRS350MT」 | マニュアルにはそのまま“RS350”と表記されている |
“RADEON 9100 PRO IGP”は、“RADEON 9100 IGP”の後継となるPentium 4に対応したチップセットで、“RADEON 9200”相当と言われる高性能なVGA機能を統合しつつ、FSB800MHz、デュアルチャンネルDDR400に対応するのが特徴。ショップおよび関係者の話しによると「従来の“RADEON 9100 IGP”で指摘されていたメモリのシビアな相性問題やUSB周りの不具合を解消したチップと聞いている」とのこと。基本的な仕様はそのままに、“RADEON 9100 IGP”を強化したチップといえそうで、ATIのウェブサイトでもかなりの量にのぼる「メモリ検証リスト」を掲載しているほか、USB2.0のサポート数も6ポートから8ポートに増やされている。
組み合わされるSouth Bridgeにはこちらも新型の“IXP300”を採用。“RADEON 9100 IGP”系マザーボードではサポートされていなかったSerial ATAを新たに2ポート装備する。
組み合わされるSouth Bridgeにはこちらも新型の“IXP300”を採用。Serial ATAを新たに2ポート装備する | オンボードのVGA機能を使えば、Pentium 4のPCを安く仕上げることが可能だ |
「GA-8TRS350MT」はMicro ATXフォームファクタを採用。拡張スロットはAGP×1、PCI×3、DDR DIMM×4という構成で、Realtek製コントローラチップによる10/100Base-Tイーサネットとサウンドをオンボード。このシリーズではお約束となっている、S-Video/コンポジット端子ケーブルも付属する。本日入荷を確認したのはアークで、価格は1万1340円。ほかにOnenessにも近日入荷が予定されている。
VGA出力と並んで装備されるTV-OUTのポート | このシリーズではお約束となっている、S-Video/コンポジット端子ケーブルも付属 |