沖電気工業(株)は11日、x86サーバー“if Server(アイエフ・サーバ)シリーズ”のローエンドクラスの製品として、EM64T対応Xeonを搭載した15モデルの販売を開始すると発表した。ラインアップは、中小規模のメール/グループウェア/部門サーバー向けの“if Server ML350 Generation 4”が5モデル、アプリケーション/ウェブホスティング/ターミナルサーバー向けの“if Server ML370 Generation 4”が2モデル、RAID対応の“if Server DL360 Generation 4”が4モデル、“if Server DL380 Generation 4”が4モデル。同日付けで販売を開始し、9月上旬から順次出荷を開始する。
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| “if Server DL380 Generation 4” |
新モデルは、従来製品“Generation 3”の後継機種で、EM64T対応Xeonを搭載するほか、メモリー、HDDコントローラー、I/O(PCI Express)などのコンポーネントを高速化することでシステム全体のパフォーマンスを向上させたのが特徴。ネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-Tを搭載し、サポートOSはWindows 2000 Server/Advanced Server、Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition、Red Hat Enterprise Linux(予定)。
“if Server ML350 Generation 4”は、EN64T対応Xeon-3.0/3.20GHzを搭載した2Wayタワー型サーバー。チップセットはE7520を採用し、メモリーはPC2700準拠DDR SDRAM(333MHz動作)を搭載。ディスクインターフェースはデュアルチャネル対応のUltra320 SCSIを搭載しており、ノンホットプラグSCSIモデルも用意する。本体サイズは幅261×奥行き654×高さ470mm、重量は27.2kg。5Uラックマウント型筐体も用意する。価格は“Xeon 3.0GHz ホットプラグ SCSI モデル”の21万円から。
“if Server ML370 Generation 4”は、EM64T対応Xeon-3.40GHzを搭載した2Wayタワー型サーバー。メモリーは400MHz動作の2Wayインターリーブ対応のPC2-3200 DDR2 SDRAMを採用しているほか、障害が発生したメモリーの内容をスペアーメモリーにコピーし、障害の発生したメモリーを非アクティブにする“オンラインスペアメモリ機能”をサポート。リモートサイトからサーバーの管理を行なえるようにするLights-Out機能を標準で搭載している。本体サイズは幅221×奥行き712×高さ469mm、重量は29.5kg。5Uラックマウント型筐体も用意する。価格は“Xeon 3.40GHz モデル タワー型”の37万8000円から。
“if Server DL360 Generation 4”は、EM64T対応Xeon-3.0/3.40GHzを2個搭載できる1Uラックマウント型サーバー。メモリーはPC2700準拠DDR SDRAM(333MHz動作)を採用。Lights-Out機能も内蔵している。Ultra320 SCSIに対応した“SCSIモデル”とシリアルATAに対応した“Serial ATAモデル”を用意する。価格は“Xeon 3.0GHz Serial ATA モデル ラック型”の28万3500円から。
“if Server DL380 Generation 4”は、EM64T対応Xeon-3.40/3.60GHzを搭載した2U/2Wayラックマウント型サーバー。HDDを6台内蔵でき、全体を1チャネルのSCSIに接続したり、2台と4台の2チャネルのSCSIに分けて接続したりできるのが特徴。Lights-Out機能も内蔵している。価格は“Xeon 3.40GHz モデル ラック型”の44万1000円から。
同社ではif Serverシリーズ全体で年間5000台の販売を目標としている。
