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ソニー、“Hi-MD”専用メモリーカードリーダー『MCMD-R1』を発表

2004年08月10日 15時05分更新

文● 編集部 小板謙次

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ソニーマーケティング(株)は10日、発売中の“Hi-MDウォークマン”(録音・再生機『MZ-NH1』、USB記録・再生機『MZ-NH3D』)に対応した専用メモリーカードリーダー『MCMD-R1』を10月1日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想実売価格は8500円前後。

MCMD-R1

Hi-MDウォークマンは専用の記録メディア“Hi-MD 1GBディスク”『HMD1G』を使用することで、音楽再生のほか汎用記録メディアとして使うことができるのが特徴のひとつ(通常のMDディスクもHi-MDフォーマットすることで汎用記録メディアとして使用可能)。同社モバイルネットワークプロダクツマーケティング部の島田洋介氏は、ASCII24編集部への説明のなかで発売開始後約1ヵ月経過したHi-MDウォークマン購入者のデータを紹介しながら「(Hi-MDウォークマンは)今までのMDが使える点や45時間録音といった機能のほかにデータストレージとしても使える点が評価されている。今回の製品はこのデータストレージの部分を浸透させるべくリリースしたもの」と話した。

Hi-MDウォークマン専用でパソコンには接続できない。Hi-MDウォークマンに同梱されている専用ケーブルを使う
Hi-MDウォークマン(『MZ-NH1』)には長さの異なる2種類の専用ケーブルが同梱されている

本体サイズは幅78.8×高さ23.6×奥行き82.1mmでHi-MDウォークマンよりも若干大きめ。単4乾電池4本で駆動する。前面には8種類(SDメモリーカード/miniSDカード/メモリースティック(同PRO/同 Duo/同 PRO Duo/MMC/コンパクトフラッシュ/スマートメディア/xDピクチャーカード)に対応したスロットを搭載する。接続先はHi-MDウォークマンに限定され、通常のカードリーダーのようにパソコンに接続することはできない。Hi-MDウォークマンに同梱されている専用USBケーブルを使って接続を行なう。本体上部にはコピーボタンが搭載されており、ボタンを押すだけで接続先のHi-MDディスクの容量チェック、コピーを実行可能だ。転送中は緑のランプが点滅し、完了すると点灯に変わる。

お詫びと訂正:記事掲載当初、対応メディアとしてマイクロドライブの記載がありましたが、マイクロドライブは対応しておりません。また、スマートメディアに対応しておりますので追記いたしました。ここに訂正し、お詫びいたします。(2004年8月16日)

島田氏はデジタルカメラの高画質化によって、従来売れ筋であった128MBのメモリーでは限界がきていることを挙げ、パソコンを使用しなくても画像が保存できる簡便さを強調した。「MDをデータの保存先とするので耐久性があり、安心感がある。また、今までのMD(80分)をフォーマットすれば300MBの記録媒体となるため、コストパフォーマンスも高い」とアピールした。データの転送速度については検証中としている。

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