日本ヒューレット・パッカード(株)は9日、基幹業務向けに24時間7日間対応のテクニカルサポートが付属するLinux OSパッケージ“HP ProLiant用Red Hat Enterprise Linux 3”として4製品の提供を開始すると発表した。同日付けで受注を開始する。併せて、直販サービス“HP Directplus”において、注文仕様生産(C.T.O.)メニューにプレインストールサービスを追加し、8月中旬に提供を開始する。
“HP ProLiant用Red Hat Enterprise Linux 3”のラインアップは、『Red Hat Enterprise Linux ES 3 サブスクリプション＆Care Pack(24x7 1年)』、『Red Hat Enterprise Linux ES 3 サブスクリプション＆Care Pack(24x7 3年)』、『Red Hat Enterprise Linux AS 3 サブスクリプション＆Care Pack(24x7 1年)』、『Red Hat Enterprise Linux AS 3 サブスクリプション＆Care Pack(24x7 3年)』の4製品。希望小売価格は順に、20万6850円、57万3720円、40万8240円、113万2425円。
これらの製品は、従来から提供しているテクニカルサポート付きの“Red Hat Enterprise Linux 3”のテクニカルサポートを24時間×7日にしたもの。プレインストールサービスは、ラックマウント型サーバー“HP ProLiant DL380”と“HP ProLiant DL360”向けに提供し、対象となるLinuxは、Red Hat Enterprise Linux ES 3(標準時間 1年)と同(標準時間 3年)。これにより、カスタマイズしたLinuxをプレインストールしたシステムを正式受注後5営業日で導入できるという。
同社では、x86サーバー“HP ProLiant”向けLinuxにおいて、市場を“エンタープライズLinux市場”と“エントリーLinux市場”に分けた二極化戦略を推進しており、今回の製品はその戦略を強化するために実施するとしている。
