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ノベル、カーネル2.6対応のエンタープライズ向けLinux OS『Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9』を発表

2004年08月05日 22時49分更新

文● 編集部

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ノベル(株)は5日、ワークグループから基幹系業務まで対応可能なLinuxサーバーOS『Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9』の提供を同日付けで開始すると発表した。価格はオープン。ノベル大規模ライセンス販売プログラム(NLP:Novell Licensing Program)によるライセンス販売となる。

『Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9』は、カーネル2.6を採用し、単一のコードベースで作成されており、独自のAutoBuildシステムにより、x86(Intel/AMD)、AMD 64、EM64T、Itanium、POWER5/4、IBM S/390など、パソコンからメインフレームまで対応しているのが特徴。カーネル2.6により、マルチプロセッサーや“Native POSIX Thread Library(NPTL)”などに対応。また、米IBM社と共同開発した独自のクラス単位のカーネルリソース管理“CKRM(Class-based Kernel Resource Management)”を採用しており、リソースのダイナミックな割り当てなどを制御できるという。HTテクノロジとNUMA(Non-Uniform Memory Management)もサポートしている。

そのほか、“CIM(Common Information Model)”に対応した統合管理ツール『YaST』を利用して、各種のオープンソースアプリケーションのインストール/アップデート/管理を統一された操作で行なえるだけでなく、2ノードの高可用性クラスターの構築も可能。クラスター環境の設定などを容易にする“Enterprise Volume Management System(EVMS)”も搭載している。最小ハードウェア要件は、256MB以上のメモリー、1GB以上のHDD(ソフト500MB、ユーザーデータ500MB)。

今回の新製品の発表に対して、日本アイ・ビー・エム(株)、SAPジャパン(株)、日本SGI(株)、エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株)、日本オラクル(株)、コンピュータ・アソシエイツ(株)、トレンドマイクロ(株)、バックボーン・ソフトウエア(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)が支持を表明している。

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