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NEC、EM64T対応Xeon搭載サーバー“Express5800/100”を発売――対応OSとミドルウェアも提供

2004年08月02日 23時25分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は2日、IAサーバー“Express5800/100”シリーズとして“インテル エクステンデッド・メモリ64テクノロジ(EM64T)”対応Xeon-3.40GHzを2Way構成で搭載できるラックマウント型の『Express5800/120Rg-2』と『Express5800/120Rg-1』、タワー型の『Express5800/120Lh』と『Express5800/120Eg』の4計モデルを発売すると発表した。同日付けで販売を開始し、3日から順次出荷を開始する。併せて64bitコンピューティング環境を構築するためのOSとミドルウェアも提供する。

Express5800/120Rg-2/-1
『Express5800/120Re-1』(左)と『Express5800/120Rg-2』(右)

『Express5800/120Rg-2』は2Uラックマウントサイズでホットプラグ対応のHDD(Ultra320 SCSI)を6台まで搭載できるほか、バックアップ装置を1台内蔵できるのが特徴。RAID 0/1をサポートし、冗長電源や冗長ファンも搭載可能。チップセットはE7520、グラフィックスチップはRADEON 7000を搭載する。インターフェースはUSB 2.0×4、10/100/1000BASE-T、SCSI(68ピン/VHDCI)、シリアル、パラレルなどを装備し、拡張スロットはPCI-X×3、PCI×3を搭載する。本体サイズは幅468.4×奥行き730.5×高さ87.4mm、重量は21kg。電源はAC100Vで消費電力は最大600W。1年オンサイト保守サービス(月曜日から金曜日、9:00~17:00、原則翌日対応)が付属する。

『Express5800/120Re-1』は1UラックマウントサイズでSCSI HDDのミラーリング機能を搭載しているのが特徴。冗長電源や冗長ファンにも対応している。ディスクコントローラーはシリアルATAまたはUltra320 SCSIを搭載する。本体サイズは幅467×奥行き714.1×高さ43.0mm、重量は15kg。電源はAC100Vで消費電力は最大425W(シリアルATA)/465W(SCSI)。

Express5800/120Eg/Lh
『Express5800/120Eg』(左)と『Express5800/120Lh』(右)

『Express5800/120Lh』は、ホットプラグ対応のHDD(Ultra320 SCSI)を9台、メモリーを16GBまで搭載できるタワー型モデル。グラフィックスチップはRADEON 7000。インターフェースは、USB 2.0×2、10/100/1000BASE-T、シリアル、パラレルなどを搭載し、拡張スロットはPCI-X×3、PCI×1を装備する。ホットプラグモデルの本体サイズは幅219.2×奥行き670.5×高さ453mm(スタビライザや突起物を含まず)、重量は22kg。電源はAC100Vで消費電力は最大660W。

『Express5800/120Eg』は、最大メモリー容量が8GBで、SCSI HDDのホットプラグやRAID(RAID 0/1/5、RAID 1のスパン)/JBODにも対応可能なタワー型モデル。ディスクコントローラーはシリアルATAを標準装備し、グラフィックスチップはRage XLを採用。インターフェースは、USB 2.0×2、10/100/1000BASE-T、シリアル、パラレルなどを、拡張スロットはPCI-X×2、PCI×2を装備する。本体サイズは幅219.2×奥行き670.5×高さ453mm(スタビライザや突起物を含まず)、重量は21kg。電源はAC100Vで消費電力は最大625W。

価格は、Xeon-3DGHz×1/1GBのメモリー/HDDなしの『Express5800/120Rg-2』が37万5000円(税別)、Xeon-3DGHz×1/1GBのメモリー/HDDなしの『Express5800/120Re-1』(シリアルATAモデル)が30万9000円(税別)、同(SCSIモデル)が33万2000円(税別)、Xeon-3DGHz×1/512MBのメモリー/HDDなしの『Express5800/120Lh』が25万6000円(税別)、Xeon-3DGHz×1/512MBのメモリー/HDDなしの『Express5800/120Eg』が21万円(税別)など。

また、OSとしてWindows Server 2003をプレインストールし、HDDを搭載したパッケージ製品“ExpressSelectionPack”もラインアップする。『Express5800/120Rg-2』の場合、Xeon-3DGHz×1/1GBのメモリー/73GBのHDD×3/Windows Server 2003の構成で62万2000円(税別)となり、Xeon-3DGHz×1/512MBのメモリー/73GBのHDD(SCSI)×3/Windows Server 2003の『Express5800/120Lh』(冗長電源モデル)では57万2000円(税別)などとなる。

EM64T対応OS“Linux基本サービスセット”として提供するのは米レッドハット社の『Red Hat Enterprise Linux AS 3(EM64T)』で、データベースソフトとして米オラクル社の『Oracle9i Database Releasa2(9.2.0)for Linux x86-64bit CD Pack V1』、クラスターミドルウェアとしてNECの『CLUSTERPRO SE Ver3.0』も提供する。“Linux基本サービスセット”の価格は初年度サポート(20インシデント)が付属して27万8000円(税別)。『Oracle9i Database Releasa2(9.2.0)for Linux x86-64bit CD Pack V1』の価格は7000円(税別、ライセンスは別途必要で、Oracle9i Database Standard Edition 1Processorが228万7500円から)。『CLSTERPRO SE Ver3.0』の価格は60万円(税別)。

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