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【静音生活のススメ】ショップのオススメパーツ・高速電脳

2004年08月01日 19時51分更新

文● 増田

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 ショップオススメの静音グッズを紹介するこのコーナーも、はや3回目。今回は静音、冷却系アイテムの品揃えではアキバナンバー1ともいえる高速電脳がオススメするCPUクーラー3製品を紹介しよう。

店内
静音、冷却系アイテムの品揃えではアキバナンバー1ともいえる高速電脳。床から天井まで、ぎっしりと冷却パーツが並ぶ
Xeon Dual
「DH800用高速電脳オリジナルバックプレート」を使用するこで、FSB800MHzに対応したXeonマザー「DH800」に搭載可能だ

 神田明神下交差点に面した中華料理店の2F、どちらかというと秋葉原のパーツショップが集まる一角とは、少し外れた場所にあるのが高速電脳だ(東京都千代田区外神田1-6-2)。もともと、早稲田で営業していた同店は、数年前に秋葉原に進出。自作ユーザーなら要チッェクのショップのひとつだ。国内では人気の冷却パーツメーカーである、クーラーマスター社の正規代理店でもある同店は、質問にも気軽に答えてくれるので、静音、冷却についての悩みがあったら是非一度相談してみるとよいだろう。
 さて、そんな高速電脳が今回オススメするのは同店オリジナルのCPUクーラーだ。“長尾製作所職人シリーズ”の製品で、Socket 603/604対応のXeon用「KD-MG604BP」、Socket 478対応のPentium 4用「KD-N478-CP」、Socket754/939/940対応のAthlon 64/Opteron用「KD-N754-CP」3モデルが用意されている。

 Socket 603/604対応のXeon用「KD-MG604BP」は、幅60mmのヒートシンクを採用することで、取り付けの厳しいXeonマザーボードほぼすべてのモデルに対応するのが特徴だ。ヒートシンクには、銅製スタックドフィンタイプを。搭載ファンは、風量(3000rpm/26.30CFM)、静音性(23.65dB)、信頼性(ミネベアボールベアリング)で人気のXINRUILIAN製70mm角「RDM7025B」を採用している。取り付けは付属のバネ式ネジを使用する。これにより弛みによる冷却効率の低下を防ぎ、従来のリテンション留めの製品に比べ、より強固にCPUと密着させることができるという。価格は2個セットで1万5540円。同店によると「KD-MG604BP」を発売する前からオリジナルのXeon用CPUクーラーを販売しているが、純正クーラーからの買い替え需要はかなりあるとのこと。静音化を考えているXeonユーザーにとっては一見の価値がある製品だ。

「KD-MG604BP」 ベース部
Socket 603/604対応のXeon用「KD-MG604BP」は、幅60mmのヒートシンクを採用することで、取り付けの厳しいXeonマザーボードほぼすべてのモデルに対応するのが特徴ヒートシンクには、銅製スタックドフィンタイプを。取り付けは付属のバネ式ネジを使用する
付属品 DH800用
付属品にはステンレス製603/604用オリジナルバックプレートのほか、ネジ類が付く「DH800用高速電脳オリジナルバックプレート」1344円で販売中
装着例
CPUソケット裏面のコンデンサに干渉しないよう、中央に丸く穴が開けられているDH800専用のバックプレートださらにFSB800MHz対応のXeonマザーは、ネジ穴も従来の製品から変更され、直径約1cmほどの4つの穴となったため、FSB533MHzで使用できたクーラーが取り付けられない

 ちなみに、FSB800MHzに対応したXeonマザーには基本的に非対応。ただし、Iwill製の「DH800」のみ、こちらも同店オリジナルの「DH800用高速電脳オリジナルバックプレート」を使用するこで「KD-MG604BP」が装着可能となる。こちらは1344円で販売中だ。

 Socket 478対応のPentium 4用「KD-N478-CP」は、ヒートパイプを埋め込んだ銅製ヒートシンク採用のモデルだ。こちらも搭載ファンには、前述の「KD-MG604BP」と同じXINRUILIAN製70mm角「RDM7025B」を採用している。特徴は、45枚の薄型デザインとなる銅製ヒートシンクを選択することで、クーラー全体の高さを57mmと抑えたところ。静音、冷却性能に加え、小型ケースなどのスペースに制限のあるケースでの装着も考慮されている。また、Socket 478対応とのことだが、Socket 603/604でも使用可能というのも付け加えておく。価格は5480円。

「KD-N478-CP」 断面のサンプル
Socket 478対応のPentium 4用「KD-N478-CP」断面のサンプル。ヒートパイプを埋め込んだ銅製ヒートシンク採用のモデルだ

 最後の「KD-N754-CP」は、Socket754/939/940対応のAthlon 64/Opteron用のモデル。こちらも薄型デザインとなる銅製ヒートシンクを採用するが、ヒートパイプは使用していない。また搭載するファンも、先に紹介した2モデルと異なるXINRUILIAN製80mm角「RDM8025B」を採用。回転数は2500rpm、ノイズレベルは24.13dBとなる。Socket754に対応したCPUクーラーは、やはりSocket 478対応の製品と比べると圧倒的に種類が少なく、選択の幅が狭い。「KD-N478-CP」と同じくクーラー全体の高さを57mmとし、静音、冷却、収納3つのポイントを抑えたAthlon 64/Opteron用のクーラーとして人気だ。価格は5880円となっている。  

「KD-N754-CP」 高さ57mm
「KD-N754-CP」は、Socket754/939/940対応のAthlon 64/Opteron用のモデル「KD-N478-CP」と同じくクーラー全体の高さを57mmとし、静音、冷却、収納3つのポイントを抑えたAthlon 64/Opteron用のクーラーとして人気だ
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