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ガートナー、第2四半期の国内IAサーバー市場の動向を発表――出荷台数は前年同期比12.4%増で5四半期連続の2桁成長

2004年07月28日 00時00分更新

文● 編集部

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ガートナー ジャパン(株)は28日、2004年第2四半期(4月~6月)の国内IAサーバーの市場動向(速報値)を発表した。それによると、出荷台数は9万2107台(前年同期比12.4%増)で、第1四半期にシェア2位になった日本電気(株)が再び1位(シェア24.2%)となり、デル(株)が2位(21.4%)に後退した。3位は日本ヒューレット・パッカード(株)(17.2%)、4位は日本アイ・ビー・エム(株)(14.0%)、5位は富士通(株)(13.0%)となった。

同社では、出荷状況について、景気の回復感が強まる中、国内IAサーバー市場が引き続き堅調に推移しているとし、“コストの削減”が引き続き求められていることから、よりコストパフォーマンスの高いサーバーに需要が流れていると分析。国内IAサーバーの市場は基本的に「GDPが増加すれば市場も増加する」景気連動型の市場だが、ここにきてGDPの伸びとの乖離が目立つようになってきているほか、市場が単なる“コスト削減”だけでは強い反応を示さなくなってきている可能性があると見ている。また、NECが首位を奪い返した要因として、デルの脅威に対して、総合力で対応したことを挙げ、小規模企業向けサーバー“Express5800/Gモデル”の強化が出荷に大きく貢献したとしている。

今後、国内IAサーバー市場は、第3四半期以降も好調なGDP成長率に支えられる形で、11%程度の成長になると同社では予測している。

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