アイ・オー・データ機器の「挑戦者」ブランドから、7月末にTVチューナ/ビデオキャプチャカード3枚をセットにした製品「Channel Tank」が登場する。この週末にI・OプラザAKIBAで開催されている「2004年 夏の挑戦者イベント」では、製品2セットを使用し、多チャンネル同時録画に対応したキャプチャソフトとの併用で6チャンネルの同時録画をするというデモを実施中だ。
「Channel Tank」は、アイ・オー・データ機器製TVチューナ/キャプチャカード「GV-MVP/RX」のカード本体3枚から構成される。これに、同社ウェブサイトで公開中のキャプチャソフト「I-O DATA mAgicTV Server ConceptVersion」を組み合わせることにより多チャンネル同時録画が可能となる(ただし、現在のところは評価版につきサポートは一切なし)。
「I-O DATA mAgicTV Server ConceptVersion」は、複数のキャプチャデバイスを同時にコントロールすることにより並行録画を可能とするもので、「Channel Tank」が2セットあれば、計6枚のキャプチャカードを1台のPCに差すことで6チャンネルの同時録画ができる。このほか、「I-O DATA mAgicTV Server ConceptVersion」は同じくアイ・オー・データ機器製Low Plofile対応TVチューナ/キャプチャカード「GV-MVP/RXLE」、USBキャプチャユニット「GV-MVP/RZ」にも対応。同時に差せる枚数が物理的に限られるPCIカードとは異なり、「GV-MVP/RZ」を使用すれば、上限となる12チャンネルの同時録画が可能となっている。
前述したようにカード本体は「GV-MVP/RX」ということで、カードの仕様については同製品の記事を参考にされたい。ただし、「GV-MVP/RX」に含まれるカード本体以外の付属品はすべて無しとなっている点は注意。予価は4万3000円前後。
単体でのMPEG1/2/4ファイルのTV再生が可能な3.5インチ外付けHDDケース「Movie Tank」 | 操作インターフェイスはアイ・オー・データ機器製ネットワークメディアプレーヤ「AVeL LinkPlayer」に準じるとのこと。 |
イベントではこのほか、5月のイベントで試作品が公開されていた「挑戦者」ブランド製品の完成版が展示中。単体でのMPEG1/2/4ファイルのTV再生が可能な3.5インチ外付けHDDケース「Movie Tank」(7月末発売予定、予価1万6000円前後)などをはじめ、7月末~8月末にかけて次々と販売開始となる予定。こちらも注目だ。