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東芝、高画質なTVチューナーを内蔵するAVノートパソコン“dynabook Qosmio E10”を8月6日に発売

2004年07月23日 23時21分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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『dynabook Qosmio E10/1KLDEW』
『dynabook Qosmio E10/1KLDEW』

(株)東芝は22日、AV機能に特化したノートパソコンの新ブランド“Qosmio(コスミオ)(※1)”を発表。第1弾製品として“dynabook Qosmio E10シリーズ”(3機種)を8月6日以降順次発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライスで、主なスペックと編集部による予想実売価格は以下のとおり。なお、発表会の模様はこちらの記事を参照いただきたい。

※1 Qosmio 新ブランドのQosmioは、Cosmos(“宇宙”を意味する英語)とmio(“私の”を意味するイタリア語)を組み合わせた造語で、“私の宇宙(宇宙的な空間)”を表現し、“ユーザーに身近でかつ無限の可能性(拡がり)を秘めた次世代パソコン”になってほしいという願いを込めたという



dynabook Qosmio E10/1KLDEW
Pentium M 715-1.50GHz/15インチXGA高輝度Clear SuperView液晶パネル(600cd/m2)/MPEG-2エンコーダー付きTVチューナー内蔵/高画質化機能“Qosmio Engine”搭載
8月6日発売予定/26万円前後
dynabook Qosmio E10/1KCDE
Celeron M 330-1.40GHz/15インチXGA高輝度Clear SuperView液晶パネル(600cd/m2)/MPEG-2エンコーダー付きTVチューナー内蔵/高画質化機能“Qosmio Engine”搭載
8月6日発売予定/24万円前後
dynabook Qosmio E10/1JCDT
Celeron M 330-1.40GHz/15インチXGA高輝度Clear SuperView液晶パネル(380cd/m2)/MPEG-2エンコーダー付きTVチューナー内蔵/高画質化機能“Qosmio Engine”搭載(一部制限あり)
8月27日発売予定/22万円前後
Qosmioが内蔵する新開発のTVチューナー
Qosmioが内蔵する新開発のTVチューナー

dynabook Qosmio E10シリーズは、ハードウェアMPEG-2エンコーダー付きTVチューナー(地上アナログ放送対応、録画ビットレートは最大8Mbps)を内蔵し、Windowsを起動せずにTV視聴や録画/再生が可能なAV志向のA4ノートパソコン。5月に相次いで発表したTVチューナー内蔵ノートパソコン(“dynabook EXシリーズ”“dynabook VXシリーズ”など)と比べて、

  • 新開発の高画質TVチューナー、高画質化チップ“Qosmio Engine”、高輝度広視野角高速応答性能を誇る“高輝度Clear SuperView液晶パネル”を採用
  • 従来より大口径(30mmφ)のharman/kardon製スピーカーを内蔵
  • 付属のリモコンやキーボード、マウスでの使い勝手を向上させたという視聴/録画/再生ソフト“Qosmio Player”、ユーティリティーソフト“Qosmio UI”を搭載

などの特徴がある。TV視聴機能の高画質化については、家電製品(大画面TV“Face(フェイス)シリーズ”など)の開発チームとパソコン部隊が協力して、1000以上の画質関連パラメーターを調整したという。高輝度Clear SuperView液晶パネルは、名称こそ従来から変更ないが、バックライトを2灯式にして輝度を600cd/m2に向上したほか(従来は380cd/m2)、信号の立ち上がり時により高い電圧をかけることで高速応答を実現するという“デジタルオーバードライブ”を採用している。

Qosmioのシステム構成
Qosmioのシステム構成。Cosmio Engineがグラフィックスアクセラレーターと液晶パネルの間に位置することがわかる

Qosmio Engineは11項目の機能(※2)を集約した独自開発の高画質化チップで、グラフィックスアクセラレーターと液晶パネルの間に配置する。BIOS/アプリケーションによるソフトウェア処理とハードウェア処理を組み合わせることで、TVチューナーの映像のほか、外部機器からのビデオ入力信号、Windows上で再生する動画ファイルなどの画質向上も図っているという。

※2 Qosmio Engine デブロッキング(ブロックノイズを軽減する)/デリンギング(波形の乱れによる字幕などのにじみ/ぼやけを防ぐ)/デジタルシャープネス/ブラックホワイトエンハンサ/色補正/デジタルオーバードライブ/インターレース・プログレッシブ変換/エッジエンハンサ(辺縁部を際立たせる画像処理)/デジタルノイズリダクション/3次元Y/C分離/10bitADコンバートの11種類の高画質化機能を搭載。ただし、最下位モデル(E10/1JCDT)はエッジエンハンサ/デジタルノイズリダクション/3次元Y/C分離/10bitADコンバートの4つの機能が利用できない

操作性の向上としては、視聴/録画/再生ソフトの改良とともに、キーボード奥のワンタッチボタンに録画開始/停止ボタンを追加し、いちいちリモコンやキーボード/マウスに手を伸ばさなくても、E10でTVを見ながら思い立ったときに録画開始/停止が行なえる。また、見ているシーンをさかのぼったり一時停止する“おっかけ再生”、外部ビデオ機器やゲームの入力映像の表示、パソコンへの録画(ダビング)機能も、Windowsの起動なしに利用可能となっている。



左側面にPCカードスロット、ブリッジメディアスロット、IEEE 1394ポートなどがある 右側面には光ドライブ、USBポート、オーディオ端子、およびボリュームつまみが並ぶ
左側面にPCカードスロット、ブリッジメディアスロット、IEEE 1394ポートなどがある右側面には光ドライブ、USBポート、オーディオ端子、およびボリュームつまみが並ぶ
『dynabook Qosmio E10/1KLDEW』の両側面

パソコンとしての主なスペックは、CPUにPentium M 715-1.50GHz(最上位機種)またはCeleron M 330-1.40GHz(下位2機種)、チップセットにIntel 855PM(上位2機種)またはIntel 852GM(最下位機種)を採用。メモリーはPC2700対応DDR SDRAM256MB(最大2GB、上位2機種)またはPC2100対応DDR SDRAM128MB(最大1GB、最下位機種)を搭載。グラフィックスアクセラレーターは米エヌビディア(NVIDIA)社のGeForce FX Go5200(グラフィックスメモリー64MB、上位2機種)またはチップセット内蔵機能(メインメモリーのうち最大64MB共用)を採用する。

HDDは80GB(UltraATA/100接続)、光ドライブはDVD-RAM/R/RW、DVD+RW/+Rの書き込み書き換えに対応するDVDマルチプラスドライブ(同社ではDVDスーパーマルチドライブと呼称)で、書き込み速度はDVD-RAM3倍速/DVD-R8倍速/DVD-RW4倍速/DVD+RW4倍速/DVD+R8倍速など。

Qosmio E10のキーボード 付属リモコン
Qosmio dynabook E10のキーボード。凹凸をなくしたフラットなキートップが特徴。ヒンジ部分にharman/kardon製のスピーカーが見える付属リモコン。受光部は本体手前に内蔵している

通信機能はIEEE 802.11b/g準拠の無線LANとBluetooth 1.1(いずれも最上位機種のみ)、ならびに10/100BASE-TX準拠のEthernet、世界61地域対応のV.90準拠56kbpsファクスモデムを内蔵。拡張スロットはPCカードTypeII×1(CardBus対応)と、SDメモリーカード/メモリースティック(PRO対応)/xDピクチャーカードの各種メモリーカードに対応する“ブリッジメディアスロット”を搭載。インターフェースはUSB 2.0×4/IEEE 1394×1/アナログRGB/ビデオ入出力(上位2機種はD2出力端子装備)/オーディオ入出力(光デジタル対応)など。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は最上位機種が約2.7時間、中位機種が約2.4時間、最下位機種は約3.2時間(JEITA測定法1.0準拠の同社測定値)。消費電力は最大90W(上位2機種)または最大60W(最下位機種)。本体サイズと重量は幅338×奥行き285×高さ43.1mm/約3.7kg(上位2機種)または約3.3kg。

プレイストールOSはWindows XP Home Edition SP1a。アプリケーションはMicrosoft Office Personal Edition 2003/Office OneNote 2003、画面の輝度や音量設定、指定時間にCDやTVの再生・表示が行なえる目覚まし設定付きのユーティリティーソフト“QosmioUI”などをプレインストールする。


オプションとして発売される『ワイヤレスTVチューナ(PAWTV001)』 Qosmio dynabook E10と並べたところ
オプションとして発売される『ワイヤレスTVチューナ(PAWTV001)』dynabook Qosmio E10と並べたところ

なお、TVアンテナの引かれた部屋とパソコンを設置できる場所が離れている場合や、パソコンとあちこちに持ち歩きながらTVを視聴したいユーザー向けに、オプションで『ワイヤレスTVチューナ(PAWTV001)』も8月6日に発売する。価格はオープンプライス。ビデオ入力端子を持ち、外部ビデオ機器(チューナーやビデオカメラなど)の映像をIEEE 802.11b/g準拠の無線LANでワイヤレス送信して、Qosmioなどで視聴・録画が可能になるという。

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