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コダック、オリンピック記念のデジタルカメラ限定モデルを発売――応援大使・辺見えみりさんも登場!!

2004年07月12日 22時01分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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『Kodak EasyShare LS743 Zoom』の五輪記念“日本代表選手団サプライモデル”
『Kodak EasyShare LS743 Zoom』の五輪記念“日本代表選手団サプライモデル”

コダック(株)は12日、東京・六本木の六本木ヒルズ森タワーで記者説明会を開催し、8月13日に開幕する“アテネ五輪”を記念して、海外で今年4月に発売しているデジタルカメラ『Kodak EasyShare LS743 Zoom』(日本では未発売)の五輪記念モデル“日本代表選手団サプライモデル”を本日から8月末までの期間限定で同社直販サイト“Shop@Kodak”にて販売すると発表した。価格は2万9900円。同時に、カメラ本体を乗せるだけでケーブル接続やメモリーカードを取り出し/再装着する必要がないというはがきサイズの昇華型カラープリンター『Kodak EasyShare Printer Dock 6000』も同期間限定で販売する。価格は1万7900円。



コダック(株)の取締役副社長の小島祐介氏と、応援大使の辺見えみりさんコダック(株)の取締役副社長の小島祐介氏と、応援大使の辺見えみりさん

説明会には米イーストマン・コダック社のバイスプレジデントでワールドワイドデジタルカメラ・システム開発本部長兼デジタルイメージングジャパン事業部長兼コダック(株)の取締役副社長の小島祐介氏、およびコダック・オリンピック日本代表選手応援大使を務めることになったタレントの辺見えみりさんが出席。小島氏は、米コダック社の海外での販売実績や、今年後半に日本向けモデルで個人向けコンパクトデジタルカメラの日本市場への再参入を図る同社の意気込みなどを語った。

『Kodak EasyShare LS743 Zoom』の
五輪記念“日本代表選手団サプライモデル”

スポーツマンモデル1 スポーツマンモデル2 スポーツマンモデル3
今回のカメラは五輪記念モデルということで、スポーツマンらしい男性モデル2名と女性モデル1名がカメラを颯爽と構えるデモンストレーションも行なわれた

今回の限定販売は、イーストマン・コダックが五輪にスポンサーとして協力し、総勢500人ほどの日本代表選手団全員に本体前面のレンズ横に五輪ロゴをつけた限定モデルの“LS743 Zoom”を寄贈することを記念して、一般ユーザーにも入手機会を設けたというもの。

LS743 Zoomは光学2.8倍ズームレンズと有効400万(総423万)画素の1/2.5インチ正方画素CCDを搭載したスリム&コンパクトデジタルカメラ。レンズは独シュナイダー(Schneider-Kreuznach C-Variogon)社製で、焦点距離は35mmフィルムカメラ換算時36~100mm相当。レンズの明るさを示すF値は3.0~4.9。撮影可能距離は最短5cm(ワイド端)で、シャッタースピードは1/2~1/1400秒、長時間露光は1、2、4、8、16秒に設定可能。連写は毎秒3コマで最大6コマまで。静止画の記録解像度は最大2304×1728ドットもしくは2304×1536ドット(3:2)。動画撮影は最大640×480ドットで毎秒12フレーム/音声付き(時間無制限)のQuickTime形式で記録可能。

撮影モードはオートのほかポートレート/スポーツ/遠景/マクロ/スノー/ビーチ/パーティ/セルフポートレート/マナー・美術館/夜景/夜景ポートレートの12種類を用意。マナー・美術館は、操作音やフラッシュを切った状態で撮影するもの。カラーモードも、白黒とセピアの2パターンを備える。

本体背面には1.8インチ13万4000画素のTFT液晶ディスプレー、および光学ファインダーを搭載。未操作のまま1分で液晶画面がオフに、8分で電源がオフになる省電力機能を装備する。記録メディアはSDメモリーカード/MMCスロットを搭載するほか、本体に16MBのフラッシュメモリーを内蔵。本体のみでも標準画質(1200×900ドット)で30枚の記録が可能。

バッテリーはリチウムイオン充電池で、充電用のACアダプターは別売。撮影可能枚数は約190枚(カメラ映像機器工業会CIPA準拠の測定値)。本体サイズと重量は幅108×奥行き30×高さ49mm/165g(本体のみ)。

赤い五輪ロゴが目立つ『Kodak EasyShare LS743 Zoom』の五輪記念“日本代表選手団サプライモデル” 『Kodak EasyShare PrinterDoc 6000』
『Kodak EasyShare LS743 Zoom』の五輪記念“日本代表選手団サプライモデル”。赤い五輪ロゴが目立つ『Kodak EasyShare PrinterDoc 6000』
イーストマン・コダックの創業者であるジョージ・イーストマン氏
イーストマン・コダックの創業者であるジョージ・イーストマン氏

小島氏は、「今日は、イーストマン・コダックの創業者であるジョージ・イーストマン(George Eastman)の生誕150年の記念日でもある」と切り出し、まずコダックが単にフィルム(感光材料)の会社ではなく、カメラ本体も開発・販売していること、世界初の巻上げ式フィルムカメラ『ザ・コダック』を発売するなど、時代をリードするカメラを作ってきたことを知って認識を少し変えてほしいと同社の事業内容を説明した。

さらに、日本のデジタルカメラ市場への再参入については、「今回の限定発売は第一幕でしかない。今年第4四半期に日本向けの新製品を投入する予定があり、このときこそ再参入を高らかに宣言したい」と強い意気込みを示した。日本市場に再参入する理由については、「日本には世界一厳しい選択眼を持つコンシューマーがいる。日本で売れた製品は結局海外でも売れている。情報の発信量や影響力は計り知れない。新製品や新技術、新サービスを日本市場で試しながら総合力を磨いていくことこそ、世界市場での継続的な成長と世界で3位以内(現時点ではIDC調べで出荷台数が世界第4位)の地位を得て、確たるものにできると確信している」と説明した。



カメラと同時発売のプリンター
『Kodak EasyShare PrinterDoc 6000』

カメラと同時発売されるプリンター『Kodak EasyShare PrinterDoc 6000』
カメラと同時発売されるプリンター『Kodak EasyShare PrinterDoc 6000』

カメラ本体と同時に発売されるKodak EasyShare PrinterDoc 6000は、昇華型熱転写方式のはがきサイズカラープリンター。印刷解像度は300dpiで、用紙サイズは幅89×長さ159mmに対応(用紙の短辺両端に各16mmの切り離し用ミシン目があり、フチ無し印刷が可能)。用紙1枚に画像1点を全面印刷するほか、2、4、9点の画像を出力するインデックス印刷にも対応。本体上部に専用コネクターを持ち、EasyShareシリーズのデジタルカメラを直接接続して、プリンターのボタン操作のみで(パソコンを介さずに)印刷できるほか、USB 1.1端子を備え、パソコンなしにデジタルカメラとプリンターを直結して印刷する統一規格“PictBridge(ピクトブリッジ)”対応デジタルカメラとUSBケーブルで接続、もしくはパソコン(Windows/Mac OS)と接続しての印刷が可能。対応OSはWindows 98/Me/2000(SP1)/XP、Mac OS X 10.2以上。

印刷時間は条件によって異なるが、同社測定の一例として、カメラを直結した場合で約120秒。パソコン経由では約90秒程度となる。なお、本体上部のコネクターには、データ送受信のほか充電機能もあり、帰宅後プリンターに乗せておくだけで自動的にカメラの充電が開始されるという。

本体サイズは用紙トレイをセットした状態で、幅188×奥行き334(トレイなしなら134)×高さ83mm。重量はトレイ付きで1.11kg(なしなら950g)。消費電力は最大50W。

コダック・オリンピック日本代表選手応援大使
辺見えみりさんが登場

辺見えみりさんを迎えてのトークショウの模様 辺見さんの撮影した雲の写真
辺見えみりさんを迎えてのトークショウの模様辺見さんの撮影した雲の写真
車の中で、辺見さんのセルフポートレート ドラマで共演しているという俳優・金子 昇さんとの2ショット
車の中で、辺見さんのセルフポートレートドラマで共演しているという俳優・金子 昇さんとの2ショット

コダック・オリンピック日本代表選手応援大使として登場した辺見えみりさんは、一足先にLS743 ZoomとPrinterDoc 6000を借り受けて、趣味の撮影に勤しんだという。「空を撮るのが好きで、激しく流れる雲を車の中から記録してきました」と撮影結果を披露しながら、「白からグレーへのグラデーションがきれいに出ている。車のガラス越しに撮っていたのに、それを感じさせないきれいな仕上がりになっている」と自身の撮影結果に満足げな表情を浮かべていた。また、プリンターについても、「友達と集まったときに撮影してあげても、今まではその場でプリントが渡せなくて不満だった。これ(PrinterDoc 6000)を借りたので、スグその場で印刷してあげられるようになってうれしい。プリンターにカメラを載せるだけという手軽さもいいし、置き場所にも困らない」と絶賛していた。

辺見えみりさんのフォトセッションより カメラマンからの「そのまま、目線だけこちらにください」というわがままな指示にも笑顔で応えていた
辺見えみりさんのフォトセッションよりカメラマンからの「そのまま、目線だけこちらにください」というわがままな指示にも笑顔で応えていた

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