来週発売予定の「NCU-2000」は「NCU-1000」の改良モデルといえそうな製品だ | 前作「NCU-1000」は、ヒット作となった。果たして今回は |
タワー型CPUクーラーの元祖ともいえる、岡谷エレクトロニクス製ファンレスCPUクーラー「NCU-1000」。その後継モデルとなる「NCU-2000」が来週発売予定となっている。
横から。高さは148mmと大きい | 対応するCPUはSocket A/478となる | |
上から。中央の楕円形の“ヒートレーン”内部を循環する熱を、周囲に取り付けられた多数のフィンにより放熱する仕組みとなる | パッケージ記載の“ヒートレーン”についての説明書き |
「NCU-1000」は、2002年12月に発売されたSocket 478用ファンレスCPUクーラーだ。製造元のティーエスヒートロニクス社独自の技術“ヒートレーン”を採用したこの製品は、発売当時まだ珍しかったタワー型CPUクーラーで、その独特な形状のインパクトも手伝い、かなりのヒット作となった。ちなみにパッケージ記載の説明文によると“ヒートレーン”とは「蛇行した細管内に作動液を循環させるという、従来のヒートパイプとは異なる原理による熱輸送技術。ヒートパイプ以上の熱輸送能力と、今まで困難と考えられていた上から下(トップヒート)や水平方向への有効な熱輸送を実現」というもの。これにより、中央の楕円形の“ヒートレーン”内部を循環する熱を、周囲に取り付けられた多数のフィンにより放熱する仕組みとなるようだ。
来週発売予定の「NCU-2000」は「NCU-1000」の改良モデルといえそうな製品で、基本的な構造は同じ。サイズは107(W)×95(D)×148(H)mmと、前モデルよりも若干大きめ(「NCU-1000」は108(W)×86(D)×143(H)mm)となる。対応するCPUはSocket 478/754となるが、ファンレス動作については保証がない可能性が高い。使用には、やはりケース内の空気の流れを考慮するのが前提となるだろう。現在、高速電脳ではサンプル品を展示中で予価は5964円となっている。