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Enterprise Grid Alliance、EGA日本運営委員会を設立――アジア太平洋地域のグリッドの普及で

2004年07月05日 20時54分更新

文● 編集部

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“エンタープライズ・グリッド・アライアンス(EGA:Enterprise Grid Alliance)”は5日、アジア太平洋地域におけるグリッドの普及促進のためにEGA日本運営委員会を設立したと発表した。EGAは、企業向けグリッドコンピューティングの開発と導入推進を目的とするコンソーシアム。EGA日本運営委員会は、EGA技術運営委員会およびマーケティング委員会と密接に連携して活動し、EGA理事会に直接報告を行なうという。当初、EMCジャパン(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、日本ネットワーク・アプライアンス(株)、日本電気(株)、日本オラクル(株)、サン・マイクロシステムズ(株)の6社が、EGA日本運営委員会の運営を行なう。

“グリッド協議会(Grid Consortium Japan)”の会長である関口智嗣氏は、EGA日本運営委員会の設立に伴い、「日本グリッド協議会は、グリッド技術に関わる産業、学術分野の専門家が一堂に会し、それぞれの参加機関の会員による技術開発や標準化動向の調査、テストベッドの運用に関する最新の技術研究の成果などについて情報交流および人的交流を行なう事を目的として、国内のグリッド技術の発展に資するべく設立致しました。グリッド協議会はEGAの今回の発表を歓迎し、グリッド技術の研究開発への促進および研究成果の普及とともに新たな応用と産業分野への導入を期待します」と語っているという。

また、EGA会長 兼 米オラクル社標準化戦略・アーキテクチャ部門のバイスプレジデントであるドナルド・ドイッチュ(Donald Deutsch)氏は「日本運営委員会の発足により、世界中でグリッド・コンピューティングが活用されるという私達の目標に一歩近づくことになります。日本運営委員会は、アジア太平洋地域の企業におけるグリッド・コンピューティングの活用の拡大に貢献してくれるとともに、他の地域におけるEGAの拡大の一助になってくれるでしょう」と述べたという。

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