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【ファインテック・ジャパン 展示会場レポート Vol.2】――ADYグランプリは東芝松下、芝浦メカトロニクス、NTNが受賞

2004年06月30日 16時54分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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特別賞にセイコーエプソンの
液晶プロジェクションテレビ“Living Station”を選出!!

“アドバンスト ディスプレイ オブ ザ イヤー(ADY)”の表彰会場
“アドバンスト ディスプレイ オブ ザ イヤー(ADY)”の表彰会場

“第14回フラットパネル ディスプレイ製造技術展”(通称:ファインテック・ジャパン)の初日に、過去1年間に発売されたフラットディスプレー製品や製造装置、関連機器を対象として、選考委員会ならびに一般ユーザーからの投票で最優秀製品を決める“アドバンスト ディスプレイ オブ ザ イヤー(ADY)”の授賞式が開催された。



“アドバンスト ディスプレイ オブ ザ イヤー(ADY)”の受賞者および審査員の顔ぶれ ディスプレイ・モジュール部門のグランプリを受賞した、東芝松下ディスプレイテクノロジーの取締役社長の米澤敏夫氏
“アドバンスト ディスプレイ オブ ザ イヤー(ADY)”の受賞者および審査員の顔ぶれディスプレイ・モジュール部門のグランプリを受賞した、東芝松下ディスプレイテクノロジーの取締役社長の米澤敏夫氏

ADYは、大学教授などの有識者で構成される審査委員と一般ユーザーからの推薦(投票)を合わせて、製品(装置)の“技術力”、“新規性”、そのものが売れているかどうか(エンドユーザーからの“支持”)を総合的に判断して決定される。カテゴリーは、“ディスプレイ・モジュール部門”“製造装置部門”“検査装置部門”“部品・材料部門”の4つが用意され、選考委員会により、6月上旬にそれぞれの優秀製品が選定されていた。優秀製品としてノミネートされたのは以下のとおり。

ディスプレイ・モジュール部門

東芝松下ディスプレイテクノロジー(株)
“0.3mmtガラス モバイルPC用ポリシリコン液晶シリーズ”(グランプリ受賞)
ソニー(株)/エスティ・エルシーディ(株)
“低温ポリシリコンTFT-LCD ACX522”
(株)日立ディスプレイズ
“32型AS-IPSカラーTFT液晶モジュール”

製造装置部門

芝浦メカトロニクス(株)
“PIインクジェット塗布装置”(グランプリ受賞)
呉羽化学工業(株)
“透明制電持続性プレート バイヨンFPDシリーズ”
特殊機化工業(株)
“薄膜旋回型高速ミキサー TKフィルミックス FM56-50”

検査装置部門

NTN(株)(タカノ(株)協力)
“カラーフィルタ用マルチリペア装置”(グランプリ受賞)
大塚電子(株)
“動画特性測定装置 MPRT-1000”
ドイツautoronic-MELCHERS GmbH
“ディスプレイ評価装置 DMS-803”

部品・材料部門

イスロン(株)
“携帯電話用TFT液晶ドライバIC IS2102、2202”
日立化成工業(株)
“入力側低温短時間接続用異方導電フィルム アニソルムAC-9051AR”
東芝松下ディスプレイテクノロジーの0.3mm厚ガラスを使ったモバイル向け液晶パネル 芝浦メカトロニクスの“PIインクジェット塗布装置”
東芝松下ディスプレイテクノロジーの0.3mm厚ガラスを使ったモバイル向け液晶パネル芝浦メカトロニクスの“PIインクジェット塗布装置”
NTN(協力:タカノ)の“カラーフィルタ用マルチリペア装置” 審査員特別賞を受けたセイコーエプソンの“Living Station”
NTN(協力:タカノ)の“カラーフィルタ用マルチリペア装置”審査員特別賞を受けたセイコーエプソンの“Living Station”
グランプリ受賞製品と、審査員特別賞を受けたセイコーエプソンの“Living Station”

部品・材料部門は2製品が優秀製品として表彰された。また、一般店頭発売前(直販のみでの限定販売中)のため優秀製品にはノミネートされなかったが、製品の新規性やユーザー評価などを考慮して、審査員特別賞にセイコーエプソン(株)の“液晶プロジェクションテレビ Living Station(リビングステーション) ELS48P1、ELS57P1”が選定された。選定理由としては「高性能液晶リアプロジェクションシステムの実用化に研究開発を重ね、その普及に多大な貢献を果たしたため」という。

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