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Rio Karma

Rio Karma

2004年06月30日 00時00分更新

文● 月刊アスキー編集部・外村

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Rio Karma

Rioジャパン

3万6540円

ネットワークと音楽の密な関係

丸みを帯びたデザイン
写真1 丸みを帯びたデザインは少し重たい印象を受ける。付属のイヤホンはゼンハイザーの「MX300」。満足できる音質だ。
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 現在、ポータブルMP3プレーヤは数多く存在するが、突如として現れたRioジャパンの新型「Rio Karma」は他機種にはない機能を持つ。まず、いちばんの特徴としては、付属のクレードルにネットワークコネクタが備えられている点があげられる。すでにお気づきの方もおられるだろうが、USB 2.0に加えてネットワーク経由で音楽ファイルの転送が可能なのだ。基本的には付属のWindows用転送ソフト「Rio Music Manager」を使えば、ホームネットワーク上のRio Karmaを見つけ出し、すぐに音楽ファイルを転送できる。また、Mac OSやLinuxなどのOSでも、ホームページで配布されているJavaアプリケーションを使って転送可能だ。イーサネットハブさえあれば、どこにでも置ける手軽さは魅力である。



本体上面 本体左側面 本体底面
本体上面本体左側面本体底面
写真2 上面のイヤホンジャック隣の端子は今後オプションリモコンの発売を連想させる(現在は未発表)。左側面にボリュームコントロール、ホールドスイッチ。底面にはUSB 2.0、クレードル接続用ポート、電源などのコネクタを備える。

 さらにもうひとつ、コアなオーディオファンにはたまらない特徴がある。MP3より高音質であるOgg Vorbisと、CDと同じ音質ながらファイルサイズを2/3程度まで圧縮するFLAC形式にも対応する点は見逃せない。FLACはオープンソースの可逆圧縮フォーマットだ。操作性については、側面のダイヤルと赤いスティックを併用するスタイルとなる。右手で操作するデザインとなっているが液晶表示を180度回転できるので左手でも問題ない。また、これまで再生した曲データやID3タグを元に、自動的に選曲し再生するRioDJも、20GBにタップリ詰め込んだ曲を十分に楽しませてくれる機能の一つ。ずんぐりと重ためのデザインを好きになれるなら、すぐに買いに走るべし!

クレードルにはオーディオ出力端子と電源などがある
写真3 クレードルにはオーディオ出力端子と電源、USB 2.0、10/100BASE-TXコネクタがある。ほどよい重量がありしっかり固定できる。
Rio Karmaの主なスペック
製品名 Rio Karma
対応OS Windows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS X+Java 1.4.1、Linux+Java 1.4.2
再生対応形式 WMA、MP3、Ogg Vorbis、FLAC
HDD容量 20GB
インターフェイス USB 2.0
連続再生 約15時間
サイズ 77.5(W)×29.0(D)×79.5(H)mm
重量 168g(内蔵充電池含む)

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