本日夕方、秋葉原のパーツショップに激震が走った。なんと、先週末デビューとなったLGA775に対応したマザーボード全メーカーの製品が回収されているというのだ。
秋葉原の複数ショップによると、本日19時過ぎ、LGA775対応マザーボードを発売した各代理店から、販売中止の要請がまず電話にてあったという。現在までに明らかになっている販売中止メーカーは、以下の通り。Abit(2モデル)/Albatron(2モデル)/ASUSTeK(3モデル)/Gigabyte(7モデル)/MSI(2モデル)の5社16製品で、サウスブリッジに“ICH6”もしくは“ICH6R”を搭載する全モデルだ。結果的に、先週末に発売となった“i925X”と“i915P”、“i915G”を採用するマザーボード全てが回収されるという緊急事態となっている。
詳しい原因は今のところ不明だが、サウスブリッジの“ICH6”もしくは“ICH6R”に不具合があるという。あるショップによると「ICH6の初期ロットに、問題があると聞いた」との話もあるが、詳しい原因については週明けに行われるとみられるIntelの発表待ちとなる。
編集部の取材に対して、現在アークやOVERTOP、ツクモパソコン本店、ZOA秋葉原本店ではLGA775対応マザーボードを店頭から下げ、回収準備にとりかかっているほか、T-ZONE.PC DIY SHOPでも一部製品の撤去を行っている最中だという。今のところ今回の件に関する不具合を申し出てきた購入者はいないとのことだが、すでに購入したユーザーについては、それぞれ交換に応じる見込み。ただし、具体的な方法は順次ショップや代理店、メーカーから発表される予定だ。
なお、今後の発売に関しては、修正版マザーボードの出荷が来週から再来週にかけて再開される。しばらくの間、最新のLGA775対応マザーボードとはお別れということになる。ちなみに、チップセットに“i865PE+ICH5”を採用するLGA775対応マザーボードが一部発売されているが、当然こちらは問題ない。
