- とにかく高速なこと。最近の2GHz級マシンならインデックスの作成や更新も数分。
- 外部フィルターによる拡張性の高さも◎だ。
- 超低価格ソフトだけあって、パッケージにマニュアルが入ってないが、オンラインマニュアルはあるし、使い方も簡単なので問題はなし。
●【テキストもExcelもメールも一括して検索】 サーチクロス 2.0のメイン画面。その場で、表示、印刷、削除、メールの返信ができる。 |
ファイル/メールの閲覧・整理が圧倒的に楽になる高速全文検索ソフト ビレッジセンター「サーチクロス」レビュー |
ハードディスク内に散らばる各種の膨大な文書ファイルから、指定したキーワードを一瞬で検索してくれる『サーチクロス』がVer.2.0になった。
文書検索ソフトは珍しくないが、サーチクロスが優れているのは、圧倒的な高速性と、対応文書の幅広さだ。単なるテキストファイルだけではなく、HTMLファイルやPDFファイル、ワードやエクセルや一太郎の文書ファイル、そして多くのWindows用メールソフトの受信ボックス内を検索できる。つまり、普段使用しているほとんどの“文書”を一撃で串刺し検索できる。使ってみるとわかるが、ビジネスでもプライベートでも非常に役に立つ。
インデックス対象を指定する画面 | 検索対象外リストの編集画面 | |
●【インデックス化対象や除外対象を指定できる】 インデックス化対象(=検索対象)のフォルダーを複数指定できるほかに、インデックス化したくないファイルやフォルダーも指定できる。 |
サーチクロスが検索できるソフトは、
- サーチクロス自身が読み込むもの
- OLE経由で外部アプリケーションを通して読み込むもの
- 標準出力に対応した文書フィルター経由で読み込むもの
――の3種類がある。各種メーラの受信ボックスやHTMLやPDFは(1)、ワードやエクセルは(2)で対応している。(3)を利用して、2ちゃんねるのDATファイルやOpenOfficeのXML文書も検索できる。
2.0では、複数のインデックスファイルを切り替えて使えるようになり、目的とするフォルダーのみ検索対象にするような使い方が可能になった。また、半額以下に値下げされ、Ver.1.xのユーザーは無償アップデートできるのも特筆モノだろう。
●【ひらがなの検索も指定できる】 Ver.1.05からひらがなの検索も可能になった。固有名詞のみの検索と辞書を使ったインテリジェントな検索を指定できるが、辞書検索はインデックス作成に時間がかかる。 |
以前本稿で紹介したときは、ひらがなが検索できないという弱点があったが、ユーザーの要望でひらがな検索に対応するなどメーカーのフットワークの軽さがウレシイ。
ハードディスクに必ず入れておきたいソフトウェアだ。
サーチクロス 2.0の主なスペック | |
製品名 | サーチクロス 2.0 |
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対応OS | Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP |
対応メーラ | akira21++、AL-Mail32、Becky!系、Dutula、EdMax、Eudora、Netscape 4/6/7、Outlook系、Paseri、PostPet 2.0、Shuriken系、WinBiff、鶴亀メール、電信八号、tsworks、WeMail32、WZ MAIL 4/5、MH形式、.emlなど |
対応ファイル | プレーンテキスト、PDF、HTML、Excel文書、Word文書、PowerPoint文書、一太郎文書、ゼロックスDocuWorks文書(※1) |