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アクシスコミュニケーションズ、同時4入力のビデオサーバー『AXIS 241Q』など2機種を発売

2004年06月21日 21時15分更新

文● 編集部

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アクシスコミュニケーションズ(株)は21日、アナログビデオ映像をデジタル化し、最大704×480ドットで毎秒30フレーム(NTSC)のMotion JPEG圧縮のビデオストリームとしてネットワーク配信が可能なビデオサーバーとして、アナログ4入力の『AXIS 241Q』と1入力の『AXIS 241S』の2機種を発表した。7月1日に受注を開始し、7月中旬に出荷を開始する。価格は、『AXIS 241Q』が17万6400円、『AXIS 241S』が10万2900円。

『AXIS 241Q』 『AXIS 241S』
『AXIS 241Q』『AXIS 241S』

『AXIS 241Q』は、独自開発の画像圧縮チップ『AXIS ARTPEC-2』、32bit RISC CPU『AXIS ETRAX 100LX』、64MBのRAM、32MBのフラッシュメモリーを搭載したビデオサーバー。最大4台のアナログカメラを接続し、毎秒30フレーム(NTSC)/25フレーム(PAL)のCIFフォーマットで4チャンネル同時出力を行なえるのが特徴。1台の場合は、最大704×480ドットで毎秒30フレームの出力が可能。圧縮形式はMotion JPEGに対応する(圧縮率0~100%)。画像の回転(90度/180度/270度)のほか、テキストや日付/時間、ロゴ、マスクなどを画像にオーバーレイ表示する機能を搭載している。

イベント入力/出力を自由に設定できる4アラーム入力/出力も装備しており、外部機器との連携やスケジュールによるイベント管理も可能。イベント通知(メール/TCP/HTTP)や画像のアップロード(メール/FTP/HTTP経由)も行なえる。モーション検知機能も搭載する。セキュリティー機能は、HTTPSやIPアドレスフィルタリングをサポートしており、ユーザーネームとパスワードによりアクセス制限を行なうマルチレベルパスワード保護にも対応している。

インターフェースは、10/100BASE-TX、アラーム入力×4、アラーム出力(ターミナルブロック)×4、コンポジットビデオ入力(BNC)×4を装備する。UPnPをサポートする。本体サイズは幅140×奥行き155×高さ42mm、重量は540g。

『AXIS 241S』は、RAMを32MB、ビデオ入力をコンポジットビデオ(BNC)×1に減らし、ビデオ出力(BNC、ループスルー)を追加した機種。S-VHSビデオの入力にも対応しており、Y/C-BNC変換ケーブルが付属する。

同社では、新製品を、既存のアナログシステムをIP拡張するシステムインテグレーターなど、安全監視や遠隔モニタリングの分野向けに販売するとしている。

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