- 非常に多機能だが、そつなくまとめあげられたインターフェイスで迷わなず使える。
- 余分な飾りを外せばコンパクトになるボディも○。
- 録画した番組の編集やCMスキップなどの機能は一切ない。
- CS、BS、地上デジタル放送に対応していないのも不満である。
●【「Galileo HG-02S」】 |
●【本体は横置きも縦置きも可能】 逆台形の横のハミダシは単なる飾りで、外すとかなりコンパクトになる。 |
HDDに大量の番組を撮りためられる、HDD/DVDレコーダが人気だが、その隣接分野に「録画サーバ」とか「ビデオサーバ」と呼ばれる製品がある。TV番組を録画する機能はHDD/DVDレコーダと同様だが、それに加えて、よりコンピュータチックな機能や使い勝手を提供してくれる。
「Galileo HG-02S」は、TV録画や再生に加えて、ブロードバンドルータ、IEEE 802.11b/gの無線LANステーション、Webサーバ、ファイルサーバの機能がある。
録画予約は、インターネットからデータを取得する「ADAMS-EPG+」を利用するため、ブロードバンド環境は必須だ。TV画面でも、WindowsマシンやLinuxザウルスからも同じように録画予約ができる。
●【マウス代わりのリモコン】 リモコンにはジョイスティックが付いていて、TVでWebを閲覧するとき、マウス代わりに使える。 |
録画は当然MPEG-2形式で保存されるが、同時にMPEG-4を作成したり、後からMPEG-4化もできる。ただし、作成には録画時間の3倍程度の時間がかかる。MPEG-2もMPEG-4もストリーム配信やダウンロードすることで、PCやザウルスで視聴できる。
PCやザウルスからの接続は、Webブラウザに「MediaPallette」という専用プラグインをインストールし、さらに認証登録する。設定は簡単で、単なるWebベースの製品と比べると動作は快適だ。インターネット経由の接続も安心して行える。
DVDレコーダを搭載せず、録画モードも高画質、標準、長時間の3種類しかないなど、録画マニア向けの製品とはいえない。むしろ、手軽に録画し、PCやLinuxザウルスで画質を気にせず視聴したい人に向いている製品だ。TVでWebを見る機能やファイルサーバの機能なども十分使い物になるレベルだ。
Linux ザウルス“SL-C750/760/860”を使って外出先からも録画予約や、録画済み番組のMPEG-4作成&ダウンロードが可能。 | 高画質モードでMPEG-4化したビデオをSL-C860で再生した。画質と音質はギリギリOKという感じ。 | |
ザウルスやPCでどこでも録画&再生 |
「Galileo HG-02S」の購入情報はこちらから。ロゴをクリックすると“SHARP PC ONLiNE”の当該商品ページに移動します。 |
Galileo HG-02Sの主なスペック | |
製品名 | Galileo HG-02S |
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TVチューナ | VHF:1~12ch、UHF:13~62ch、CATV:C13~C63ch |
録画モード | MPEG-2:8Mbps、4Mbps、2Mbps、MPEG-4:384kbps、288kbps |
HDD | 160GB |
Ethernetポート | WAN側:10BASE-T/100BASE-TX ×1、LAN側:10BASE-T/100BASE-TX ×1 |
無線LAN | IEEE 802.11b/g、WEP、WPA |
拡張インターフェイス | PCカードスロット TypeII×1、USB 1.1×1 |
サイズ | 342(W)×260(D)×85(H)mm |
重量 | 3.4kg |