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“Socket LGA775”対応CPU/マザーがまずはショップブランドPCとして販売開始!

2004年06月12日 21時37分更新

文● 増田

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ポップ デモ中
ついに“LGA775”に対応CPUとマザーが発売にドスパラ3店舗の店頭でデモ中だ

 インテルの新型Pentium 4で採用される新たな規格、“LGA775”に対応したCPUと対応チップセットを搭載したマザーボードがついに登場した。ただし、単体での発売ではなく、PC一式のシステム販売が条件となっている。



デモ予定のマシン CPUクーラー
TSUKUMO eX.で明日からデモ予定のマシンTSUKUMO eXのPCには純正とおぼしきCPUクーラーが装着されていた
ZOA秋葉原 ドスパラ
ZOA秋葉原本店では、来週予定として店内に基本構成を記載したポップを掲載しているドスパラ系列では2モデルを販売する

 “LGA775”は、インテルが近々発表すると言われている現在の“Socket478”に続く新たな規格。対応チップセットは、“Alderwood”こと“i925X”や“Grantsdale”こと“i915P/G”となる。詳細についてはインテルの発表待ちという状態だが、今回のシステム販売は同社公認とのこと。なお、従来のままの“i865PE+ICH5”チップセットで“LGA775”に対応したマザーボードとしては、今年4月にSoltek製「SL-865Pro-775」が発売されている。
 今日から実際に販売をスタートしたのは、ドスパラ本店、ドスパラ秋葉原2号店 Prime館、ドスパラアキバ店の計3店舗。そのほかZOA秋葉原本店では、来週予定として店内に基本構成を記載したポップを掲載しているほか、TSUKUMO eX.でも明日1日限定で“LGA775”に対応したPCのデモを行うとしている。



Pentium 4 550 S-Spec
CPUにはクロック3.4GHzの「Pentium 4 550」を搭載3.4GHZ/1M/800のほかSL7J8というS-Specも見える
CPU裏面 「PX915G PRO」
新たにマザー側にピンが用意されるためにCPU裏面はのっぺりとしたものになったチップセットにVGA機能を統合した“i915G”を採用するAlbatron製「PX915G PRO」
スーパーπ 3DMarkのベンチ
デモ機で行われていたスーパーπのループ3DMarkのベンチも計測していた。オンボードVGAのパフォーマンスが気になるところだ

 ドスパラ3店舗の店頭に置かれて販売されていたのは、チップセットにVGA機能を統合した“i915G”を採用マザーボードを搭載した「Prime Magnate SD」。マザーボードはAlbatron製「PX915G PRO」で、拡張スロットがPCI Express×16が1、PCI Express×1が2、PCIが3という構成。メモリスロットは従来のDDR DIMMを4本搭載しており、DDR2ではないのが確認できる。VGA機能をオンボードしているため、新たなプラットフォームはCPUとマザーのみで済んでおり、別途DDR2やPCI Express×16に対応したビデオカードを追加する必要がないのがウリといえる。またCPUにはクロック3.4GHzの「Pentium 4 550」を搭載している。同店ではバルク版での入荷で、装着可能なCPUクーラーがなかったために、LGA775用リテンションを使用してGigabyte製クーラーを取り付けている。電源容量は350W。メモリはPC3200(DDR400)の256MBを2枚、120GBのSerial ATA HDD、8倍書き込み対応のDVD±R/RWドライブといったスペックで、価格は12万4800円となっている。
 また明日から販売予定として「Prime Monarch SW」というモデルも用意されている。こちらは、チップセットに“i915P”を採用。マザーボードは不明だが、PCI Express×16対応のビデオカードとして「RADEON X600PRO」を搭載して販売するということ。その他の仕様は前述の「Prime Magnate SD」とほぼ同様だが、こちらはWindows XPプリインストールとなっており16万9800円だ。



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