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JCBとカシオ計算機、非接触ICチップ内蔵の決済機能付き腕時計を開発――JCB社内での実証実験を開始

2004年06月09日 20時25分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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“Officaウオッチ”で購入しているところ

(株)ジェーシービー(JCB)とカシオ計算機(株)は9日、東京・南青山のJCB本社カフェテリアで記者説明会を開催し、非接触ICチップを内蔵した決済機能付き腕時計“Officaウオッチ(オフィカウオッチ)”を開発、10日よりJCB社内での実証実験を開始すると発表した。腕時計に非接触ICチップを内蔵し、クレジット決済サービスを実現するのは国内初の試みだという。



記者説明会に出席した(株)ジェーシービーの百瀬裕一氏ら
記者説明会に出席した(株)ジェーシービーの百瀬裕一氏(左)とカシオ計算機(株)の中島悦郎氏(右)

会見には(株)ジェーシービーの市場開発部長の百瀬裕一氏とカシオ計算機(株)の時計商品企画部長の中島悦郎氏らが出席し、両社協業の背景や実験概要などを説明した。百瀬氏は、「JCBでは、従来のプラスチックのカード以外にサービスを提供できないか、試行錯誤を重ねてきた。昨年秋には社員証(ID認証や入退出管理)機能とクレジット決済機能を併せ持つ職域向け非接触IC決済ソリューション“Offica(オフィカ)”を発表。検討中を含め7社への導入実績を持つ。今回、“G-Shock(ジーショック)”という大きなブランドを持つカシオとの協業で、常に身に着ける腕時計にOffica機能を搭載できた。財布などを持ち歩きたくない場所でも、腕時計なら自然に持ち歩くため、ユーザーの利便性は(従来のカードより)さらに高まるだろう。10日から東京・青山/大阪/東京・三鷹/福岡のJCB社屋内の入退室ならびに社内売店や社員食堂、自動販売機などで実証実験を行ない、機能や運用面での課題検証を実施する。この検証を経て、将来的には、アミューズメント施設などでの入場・乗車券など、決済以外のアプリケーション開発を進めて、職域以外への展開を図っていきたい」と話した。

Officaウオッチ Officaウオッチで決済しているところ
Officaウオッチ。時計自身は住所録や電話番号管理などのデジタル機能は持たない、シンプルなアナログ時計だというOfficaウオッチで決済しているところ。青く光っている状態でOfficaウオッチをかざし、決済が終わると緑に光って知らせてくれる

Officaウオッチは、カシオ計算機の3針式アナログ腕時計に、ソニー(株)が開発した非接触ICカード“FeliCa(フェリカ)”を組み合わせたもので、入退室や購入時には端末に時計をかざすことでIDを認識し、ドアの開錠やクレジット決済(月単位での請求)が行なわれる。実証実験は今年7月末までの予定。

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