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日本HP、次世代光ディスク規格採用の大容量ストレージ“HP StorageWorks Ultra Density Opticalファミリ”を発表

2004年06月08日 00時00分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は8日、青色レーザーを利用した次世代光ディスク規格“Ultra Density Optical(UDO)”を採用した大容量アーカイブストレージ製品として“HP StorageWorks(ストレージワークス) Ultra Density Opticalファミリ”を発表した。同日付けで販売を開始する。

『HP StorageWorks Optical 30ux』
『HP StorageWorks Optical 30ux』

同製品群は、同社のデータ管理ソリューション“インフォメーション・ライフサイクル・マネージメント”(ILM)のデータ長期管理ソリューションに位置付けられ、1枚の容量が30GBのUDOをライブラリーに搭載することで最大7TBまで拡張できるのが特徴。UDOは5.25インチMO(光磁気)と同じサイズのディスクとカートリッジを利用し、ほかの規格の光ディスクを利用する既存の製品に比べて、同じ設置面積で3倍以上の容量のアーカイブストレージを構成できるという。ディスクは50年以上の長期保存が可能。同社では、大容量で長期保存が必要なデータを扱う官公庁や博物館、企業などを主なターゲットとして販売する。

ラインアップは、スタンドアロン製品が『HP StorageWorks Optical 30ux』、ミドルレンジのジュークボックス製品が『HP StorageWorks Optical 1000ux』(32スロット2ドライブ)、『同1900ux』(64スロット4ドライブなど)、『同2300ux』(76スロット2ドライブ)の3モデル、ハイエンドのジュークボックス製品が『HP StorageWorks Optical 3800ux』(128スロット4ドライブなど)、『同7100ux』(238スロット4ドライブなど)の2モデルとなる。価格は、『HP StorageWorks Optical 30ux』が68万2500円、ミドルレンジ製品が336万円から、ハイエンド製品が756万円から。

『HP StorageWorks Optical 7100ux』 『HP StorageWorks Optical 2300ux』
『HP StorageWorks Optical 7100ux』『HP StorageWorks Optical 2300ux』

“HP StorageWorks Ultra Density Optical”は、転送速度が毎秒8MBで、システム障害時のデータ復旧までの時間の単短縮や、データの高速検索に対応しているほか、“WORM(Write Once Read Many)機能”による改ざん防止にも対応。5.25インチMOとUDOを混在させて利用でき、SAN(Storage Area Network)に接続することも可能。

同社では、高密度化とディスク回転数の高速化により2008年にはUDOの容量を120GBに大容量化するとともに高速転送に対応させる予定。UDOの市場拡大や啓蒙活動のために、一般向けセミナーなども行なうとしている。

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