このページの本文へ

ついに出現!PCI Express対応RADEONカード!

2004年06月08日 23時26分更新

文● 水野

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
PCI Express対応RADEON もちろんサンプル版
初のPCI Express対応RADEONカード“RADEON X600 PRO”。製品はSapphire製とのこと。もちろんサンプル版で発売日、価格ともに未定

 先月よりアキバのいくつかのショップで展示が行われている、次世代高速バス“PCI Express”に対応するビデオカード。これまで登場しているのは全てGeForce系カードとなっていたが、本日ついに初のPCI Express対応RADEONカードが出現した。製品はSapphire製で、搭載するGPUは“RADEON X600 PRO”。高速電脳にサンプル版が入荷しており、同店で展示が行われる予定だ。



ネイティブ対応 メモリチップはhynix
“RADEON X600”はPCI Expressへのネイティブ対応をうたっており、GeForce系カードに見られたブリッジチップは見当たらないメモリチップはhynix製の3.3ns品

 “RADEON X600”は、6月1日(現地時間)付けでATIのPCI Express対応GPUとして“RADEON X800”“RADEON X300”とともに発表されている。このうち“RADEON X800”はAGPとPCI Expressの両方に対応する(AGP対応カード“RADEON X800 PRO”と“RADEON X800 XT Platinum Edition”が発売済み)が、“RADEON X600”と“RADEON X300”に関してはATIのウェブサイトを見る限りPCI Expressへのネイティブ対応がうたわれているのみ。AGP対応という記載は見られず、“RADEON X600”“RADEON X300”はPCI Express版限定となるようだ。
 8日現在、ATIのウェブサイトには概要が紹介されているのみ。“RADEON X800”の場合と同様、“RADEON X600 PRO”は複数用意されるグレードの中のひとつと思われる。バーテックスパイプラインは2本(“RADEON X800 PRO”は6本)、ピクセルパイプラインは4本(“RADEON X800 PRO”は12本)、メモリインターフェイスは128bitでDDR SDRAMのみの対応、VRAM容量は128MBもしくは256MBというスペック。各種データ処理技術に関しては“SMARTSHADER 2.0”、“SMOOTHVISION 2.1”、“HYPER Z III”、“VIDEOSHADER”対応となっており、いずれも“HD”バージョンとなっていた“RADEON X800”からスペックダウンされたものとなっている。コア/メモリクロックは現在のところ非公開だ。

 今回入荷したサンプル版はVRAMに128MBのDDR SDRAMを搭載。インターフェイスはD-Sub、DVI、Video-Out。展示を行う高速電脳と代理店のアスクによると、発売日および価格は現在のところ全く未定とのこと。が、いずれは販売の主力となるであろうミドルレンジ製品であるだけに注目度は高い。興味がある方はショップを訪れてみてはいかがだろうか。



【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ