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【caworld 2004 Vol.3】シニア・バイス・プレジデントのルイス・A・ブラット氏――シングル・ユニファイド・プラットフォームが重要

2004年05月26日 22時30分更新

文● 編集部 小板謙次

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“caworld 2004”開催中、何人かのキーパーソンが日本の報道関係者のインタビューに応じてくれた。ここでは、総合マネージメントソフト群“Unicenter”ブランド戦略担当で、シニア・バイス・プレジデントのルイス・ブラット(Louis A. Blatt)氏に話をうかがった。

“Unicenter”ブランド戦略担当で、シニア・バイス・プレジデントのルイス・A・ブラット(Louis A. Blatt)氏“Unicenter”ブランド戦略担当で、シニア・バイス・プレジデントのルイス・A・ブラット(Louis A. Blatt)氏

氏はまず、顧客のIT環境の現状について「マネージング・オンデマンド・コンピューティングの戦略を打ち出して2年になるが、アジア、オーストラリアをまわって、コストを削減したい、サービスレベルを上げたい、ITとビジネスの足並みをそろえたいという顧客の要求が多いとうことを感じている。また分散された世界をメインフレームのように扱い、同時にダイナミックに管理したいと考えている人が多い。しかも、そこにかかるコストはできるだけゼロにしたいという希望を持っている」と話した。

米コンピュータ・アソシエイツ社(以下、CA)が新しい管理の方法として提示しなけらばいけないのは、顧客の変化にできるだけ速く対応することで、そのためにはマネージングプラットフォームがまとめられてなければいけないという。しかしながら、顧客は過去30年間に購入したさまざまな製品(ITを管理するための製品)を捨てるわけにはいかず、新しいハードウェアを買い足すこともできないのが現状だ。インフラストラクチャーマネージメントの次の世代にステップするためには、できるだけコストを低く、これまでの資産を無駄にしないということがポイントとなる。

氏によるとキーワードは“完全”“統合”“オープン”だという。そしてこの3つのキーワードを実現するとともに、他ベンダーの製品とも相互に運用ができ、顧客がITをサービスとして使えるようになることが重要だ。また、サーバー、データベース、アプリケーションといったコンポーネントを管理するとともに、こういったコンポーネントをビジネスプロセスにリンクさせ、さらにそのビジネスプロセスを管理することがCAが行なっていることだと話した。

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