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バイオノート505 EXTREME PCG-X505/P

バイオノート505 EXTREME PCG-X505/P

2004年05月19日 02時17分更新

文● 月刊アスキー編集部・小西

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薄さの代償にインターフェイス類は
付属品でまかなう

開口部がない裏面
写真3 裏面はねじ穴とWindows XPのライセンスシール以外は一切の凹凸、開口部がない。モバイルノートは裏も美しくあるべきというよい見本。

 薄くて軽いだけではなくスペックもなかなかのものだ。CPUには超低電圧版Pentium M-1GHzを搭載しながら、ファンレスの筐体を実現している。ボディを広く使って巧みに放熱を行っているため、膝の上で使っていても「温かいな」という程度だ。

 メモリは標準で512MBを内蔵するため、Windows XPの使用には十分だ。ただしメモリの増設はできない(裏面に開口部がない)。内蔵HDDが20GB(C/Dドライブに区切られており、容量は各10GB弱)なので、いささか物足りなく感じる。



キーボード
写真4 キーボードのキーピッチは17mm。ストロークは浅いが、ぐらつきのない打ちやすいキーボード。ポインタは使いやすいスティック式。

 拡張用インターフェイスとしては、USB 2.0とi.LINK端子が本体側面に用意されている。一方100BASE-TXや外部ディスプレイ出力は、薄すぎて本体内にコネクタを内蔵できなかった。そのため付属のアダプタ側に端子類を設けている。また無線LAN機能も内蔵はしていないが、IEEE802.11b/g対応無線LAN PCカードが付属している。さらにメモリースティックスロットも内蔵する余裕がないので、付属の光学式USBマウス側にスロット(メモリースティックPro、MagicGate対応)を搭載する。

インターフェイス
写真5 インターフェイス類は左側面に並ぶ。写真左から、ACアダプタ用コネクタ、LAN/外部ディスプレイアダプタ用端子。USB 2.0×2、i.LINK、バイオ専用周辺機器用電源端子。

 これらは、あまりの薄さゆえのいささか無理矢理な実装方法とも言えるが、無理矢理を押し通してでも薄さでは妥協しないという徹底したこだわりの発露、と思えば納得もできよう。

 気になるバッテリ駆動時間だが、カタログ値で2.5~4時間となっている。評価機でテストをしたところ、液晶輝度は中間レベル、2分ごとに無線LANカードで通信をした状態で、2時間40分動作した。昨今のPentium M搭載ノートと比べると、少々物足りないか。大容量バッテリの販売も期待したいところだが、現状では予定はないそうだ。



ディスプレイ・LANアダプター
写真6 100BASE-TX LANコネクタと外部ディスプレイ端子を備えるアダプタ。ケーブル部分は短く固めで、柔軟性には欠ける。

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