東京地下鉄(株)と(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは13日、地下鉄“東京メトロ”の全駅に、東京メトロの光ファイバーネットワークを利用して無線LANサービスを提供する共同事業について基本合意書を締結したと発表した。
両社は、東京メトロの駅における無線LANサービスのほか、駅空間におけるIT関連のビジネスモデルや、ブロードバンドサービスとFOMAを連携させた新サービスなどを共同で検討する。両社が敷設する無線LAN設備は、公衆無線LANサービスを提供する事業者向けに提供するという。
今後、東京メトロは、無線LANサービスにより駅周辺の情報を提供するサービスを検討するとともに、駅を便利にする“EKIBEN”プロジェクトの一環として、無線LANや光ファイバーネットワークを利用した“便利で楽しい駅の創造”を進めるとしている。一方、NTTドコモは、8月ごろから東京メトロの一部の駅において、公衆無線LANサービス“Mzone”の提供を開始し、秋ごろまでに全駅で利用できるようにするほか、今年前半のうちに全駅でFOMAのサービスを利用できるようにするという。