このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

LaVie G タイプRX

LaVie G タイプRX

2004年05月20日 00時00分更新

文● 宇野 貴教

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Web直販ならではのカスタマイズが可能

 本機はWeb直販専用モデルで、基本スペックのいくつかはユーザーが購入申し込み時に指定できるようになっている。固定スペックは14.1インチSXGA+表示の液晶ディスプレイ、グラフィックスアクセラレーターMOBILITY RADEON 9600、内蔵56kbpsモデムと有線LAN(10/100BASE-TX)で、これ以外は予算と利用シーンに応じて変更が可能だ。

 CPUはインテルのモバイル向け省電力CPU“Pentium M”で動作クロックは1.50/1.60/1.70GHzから選択可能。メモリはオンボードにPC2700準拠のDDR SDRAM 256MBを内蔵し、256/512/1024MBを増設できる(最大1.2GB)。HDDは40/60/80GBの3種類、光ドライブはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブとDVDマルチドライブの2種類が用意されている。無線LAN機能はあらゆる無線LAN環境に対応できるIEEE802.11a/b/gトリプルバンドが用意されるが、PCカードなどで無線LANアダプターをすでに持っているユーザーは非搭載にすることも可能だ。このあたりは導入時のコストダウンが図れるWeb直販ならではのメリットと言える。

左側面 右側面
左側面。右側面。
左右側面の各インターフェイス。左側面には有線LAN/モデム/IEEE 1394/各種カードスロットが、右側面には光ディスクドライブとUSBポート/オーディオ関連の端子が並ぶ。右奥のUSB端子は、ケーブルが光ディスクドライブと干渉しやすいためちょっと不満を感じる。CPUファンの大型排気口(スリット)が左側面にあり、動作時は定期的にここから熱風が吹き出る。

 本体右側面には着脱可能な拡張スリムベイを装備し、初期状態では購入時に指定した光ドライブを装着しているが、オプションのセカンドバッテリパックと交換することもできる。インターフェイスはUSB 2.0×3とIEEE 1394(4ピン)。拡張スロットはPCカードスロット、SDカード/メモリースティック共用スロット、CFカードスロットと豊富で、例えばPHSデータ通信カードとメモリーカードも同時に利用できる。

 バッテリ駆動時間は約4.7時間。これでも不安を感じるなら、交換用のバッテリパック(M/L)、および光ドライブと排他で利用できるセカンドバッテリパックがオプションで用意されている。バッテリパック(L)を接続すると背面に2cm程度飛び出す形にはなるが、セカンドバッテリとの併用で、駆動時間を最長9.4時間まで引き延ばせる。

パワーモードチェンジャー
付属の電源ユーティリティ「パワーモードチェンジャー」は、CPU動作クロックの状況をグラフィカルに表示する。バッテリ駆動時のスピードや液晶輝度をカスタマイズして保存、適用することが可能で、強制的にCPUをフル回転させるボタンも装備する。春モデルからユーザーインターフェイスが一新した。画面は3タイプ用意された画面表示を切り替えているところ。上から“アナログ”“アクア”“コンパクト”。

 A4サイズの本体とあって、キーボードはキーピッチ19mmのフルサイズ仕様。ストロークも3mmと深く、適度な固さがあるため、安定したタイピングが可能。ただし、PageUp/PageDown、Home/End、PrtScrなど、一部機能はFnキー(下段最左端)との組み合わせで実行する。ポインティングデバイスは標準的なタッチパッドで、左右クリックのほかに上下スクロールボタンが用意されている。パームレストはわずかにデコボコをつけたモールド筐体に、なめらかな感触を与えるプロテイン塗装が施されているため、長時間使っていても汗でべたつく不快感がなく快適だ。ちなみに発熱については、本体底面とキーボードやパームレストがやや暖かくなる程度だ。A4サイズの本体なので、ひざの上で使い続ける機会は少ないかもしれないが、それでも熱すぎるということはない。

 本機はユーザーがスペックを細かく指定できるため、選択によって性能は大きく変わってくる。重要視するポイントを見極め、それに応じたカスタマイズを行う必要があるわけだ。可搬性を活かしてモバイルメインで使う方は、まず内蔵無線LANが必須だろう。アンテナが飛び出さないだけでなく、あらゆる無線LAN環境に対応できるトリプルバンド規格であることも見逃せないポイントだ。また、会議の延長や充電し忘れなど、不測の事態に備えセカンドバッテリか予備バッテリを追加しておくのもよい選択だ。モバイルメインだと、万が一落としてしまったりした時の故障が心配なので、修理保証サービスを追加するのもお勧めだ。

本体背面
本体背面。バッテリーが大部分を占めるが、左端にはケンジントンロック錠を接続する穴が、右にはフルサイズのアナログRGB出力端子と電源端子が並ぶ。

 ゲームやDVビデオの編集といったホビーユースにも使う方なら、CPUは最速の1.70GHzを選択すべきだろう。こうした用途では、CPUパワーはあればあるほど快適になるからだ。同様に、メモリやHDDも最小構成よりワンランクが欲しい。特にメモリ容量は重要で、512MB以上搭載しておかないとHDDへのスワップが発生して、せっかくの高性能CPUを活かしきれない場面も出てくる。

 オフィスと家庭でビジネスアプリをメインに、Webブラウズも利用するといった使い方なら、低予算を優先してスペックを抑える選択もアリだろう。ただ、予算に多少余裕があるなら、まずCPUのグレードアップをお勧めする。メモリやHDDは購入後に追加・交換も可能だが、CPUだけはそうもいかないからだ。

 そのほか、「Microsoft Office Personal Edition 2003」や日本語IME「ATOK17」といった実用ソフトを選択できるほか、逆にプリインストールソフトを極限まで削ったシンプルな構成も可能。今あるPCからの買い換えなら、これをうまく利用してコストダウンを図ることができる。


 価格はカスタマイズ次第で変動するが、NEC Directに用意されているPentium M-1.50GHzを搭載した最廉価構成は18万7845円、トリプルワイヤレス&DVDマルチドライブを搭載したモデルが20万8845円となっている(いずれも5月13日現在、最新価格は同社サイトで確認いただきたい)。自宅と職場のPCを1台に集約したい、外回りメインでもなるべく高性能なPCが欲しい人には最良の選択肢となる。

NEC Direct
“NEC Direct”で購入情報を確認する。ロゴをクリックするとNEC Directの当該製品ページに移動します。
LaVie G タイプRX(PC-LG15FWTGH)の主なスペック
製品名 LaVie G タイプRX(PC-LG15FWTGH)
CPU Pentium M-1.50GHz
チップセット Intel 855PM
メモリ(最大) 512MB(PC2700 DDR SO-DIMM/最大1.2GB)
ビデオチップ MOBILITY RADEON 9600(64MB)
液晶ディスプレイ 14.1インチ低温ポリシリコンTFT液晶(1400×1050ドット)
HDD 40GB
光ドライブ DVDマルチドライブ(DVD-RAM:2倍速/DVD-R:2倍速/DVD-RW:2倍速/CD-R:16倍速/CD-RW:8倍速/DVD:8倍速/CD:24倍速)
スロット PCカードスロット(TypeII)×1、CFカードスロット(TypeII)×1、メモリースティック/SDカード両対応スロット×1
通信 Ethernet(10BASE-T/100BASE-TX)、無線LAN(IEEE802.11a/b/g)、56kbpsモデム
インターフェイス USB 2.0×3、IEEE 1394(4ピン)×1、アナログRGB、オーディオ入出力(光デジタル出力含む)
サイズ 315(W)×258(D)×29.7~37(H)mm
重量 約2.1kg(拡張スリムカバー装着時)
OS Windows XP Home Edition SP1a

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン