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SCEI、プレイステーション・ポータブル(PSP)を発表――2004年末にまず日本で発売、欧米は来春発売

2004年05月12日 20時35分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は12日、携帯型ゲーム機『プレイステーション・ポータブル(略称:PSP)』を日本では2004年末、欧米では来春発売すると発表した。価格は現時点で未定。同時に世界99社のゲームソフトメーカーが参入を表明している。国内では(株)カプコン、(株)コーエー、コナミ(株)、(株)スクウェア・エニックス、(株)セガ、(株)ナムコ、(株)フロム・ソフトウェアなど34社が参入予定。

『プレイステーション・ポータブル』
『プレイステーション・ポータブル』本体とメモリースティックPRO Duo(左)、UMD(下)

PSPは、4.3インチ480×272ドット(16:9)/約1677万色表示のワイドTFT液晶ディスプレーと、プレイステーションシリーズのコントローラーを継承した十字キーとアナログジョイパッド、△○×□とLR(各1)ボタンの入力デバイスを持つ携帯ゲーム機。液晶ディスプレーは輝度が最大200cd/m2で、輝度調整機能を搭載する。主なスペックは以下のとおり。

CPU
PSP CPU-333MHz(カスタムCPU、eDRAM 4MB内蔵)
メインメモリー
32MB
内蔵ドライブ
再生専用UMDドライブ
電源
内蔵リチウムイオンバッテリー(駆動時間は未公開)、ACアダプター
本体色
ブラック
本体サイズ
幅約170×奥行き74×高さ23mm
重量
約260g
アクセスコントロール
リージョン(国別コード)、パレンタルロック(年齢制限)
周辺機器(予定)
専用PSP本体スタンド、専用リモートコマンダー付ヘッドホン(マイク装着可)、専用バッテリーパック、PSPケース、PSPストラップ

PSPの背面
PSPの背面。PSXやPS2と同様のロゴがデザインされている

本体にはインターフェースとしてUSB 2.0×1、通信機能としてIEEE 802.11b準拠の無線LAN機能、IrDA、およびメモリースティックPRO Duoスロットを搭載。複数のPSPを無線LAN経由で接続して、多人数参加型ゲームを楽しんだり、USBや無線LAN経由でメモリースティックPRO Duoにゲームプログラムや各種コンテンツをダウンロードできるという。

PSP版『グランツーリスモ4モバイル(仮称)』
UMDとパッケージ。UMDは両面トランスルーセントのカートリッジに収納された状態で、ケースのまま本体のUMDドライブに装着する。写真はSCEIが開発中のPSP版『グランツーリスモ4モバイル(仮称)』

ソフトウェアは専用の小型光ディスク“UMD”(直径60mm)で提供され、容量は約1.8GB(片面2層)。128bit AES(Advanced Encryption Standard)暗号によるコンテンツ著作権保護機能を持ち、PSP本体のIDを参照することでセキュリティーを確保している。UMDは、ゲームプログラムのほかに音楽や動画などのデジタルコンテンツの供給も可能。UMDの仕様は以下のとおり。

サイズ
幅約65×奥行き64×4.2mm
重量
約10g
読取方式
赤色レーザー(波長660nm)

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