シャープ(株)は11日、情報家電やAV機器向けのインターネット接続サービスとして“BBスペースタウン”を20日に開始すると発表した。同サービスは、専用の自律型ルーター“SEIL(ザイル)”を利用することで、ルーターの設定が自動で行なわれるほか、これまでパソコンで行なっていたブロードバンド接続の設定変更なども、サービスサイト“シャープスペースタウン”によりネットワーク経由で行なえるのが特徴。対象となるのはシャープスペースタウン(Sharp Space Town)のブロードバンド接続会員。
料金は、“Bフレッツ(ファミリー・マンション)コース”が月額735円、“Bフレッツ(ベーシック)コース”が月額1365円、“フレッツ・ADSLコース”が月額700円。このほか別途通信料が必要。モバイル接続サービスとして“@FreeDコース”や“AirH”コース”なども用意しており、料金はそれぞれ月額600円(フレッツの各コースと同時契約すれば月額315円)。また、同サービスに対応している同社製の情報家電機器(エニーミュージック対応製品など)の利用者向け割り引き料金プランも用意している。たとえば、Bフレッツ(ファミリー・マンション)コースでは月額630円となる。
なお、同サービスは、(株)インターネットイニシアティブの“コンテンツデリバリーネットワーク(CDN JAPAN)”を基盤に提供するとしている。“SEIL”はIIJが独自に開発しているネットワークサービスコンポーネントの一元管理/運用のためのプラットフォーム“SMF(SEIL Management Framework)”をサポートする高機能ルーター。